6月度月間MVPの小笠原満男。第1S優勝の分岐点となった浦和戦で特筆された数字とは?

2016年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和戦でいかんなく発揮された「危機察知能力」。

「シーズン終了時にクラブとしてもっと大きな賞を獲れるよう戦い続けます」とコメントを残した小笠原。ベテラン健在を示す受賞となった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは7月12日、J1とJ2の月間MVPを発表。J1では、鹿島の小笠原満男が選出された。
 
 小笠原は今季、ゴールやアシストなど目に見える結果を残しているわけではないが、第1ステージ16試合に出場し、攻守の要として安定したプレーを見せてきた。Jリーグ選考委員会は、小笠原の受賞理由として6月に行なわれた全3試合に出場し、チームの3連勝と第1ステージ優勝の原動力になったとしている。
 
 そのパフォーマンスで特筆されるべき部分としては、危機察知能力の高さを挙げ、とりわけ15節の浦和戦で見せたプレーをクローズアップ。小笠原は6月の3試合で、タックル数13回を記録しているが、その半数以上となる8回を浦和戦でマークし、相手のチャンスをことごとく潰して第1ステージ優勝を大きく引き寄せる勝利に貢献したとしている。
 
 じつに2010年開幕戦以来という浦和戦での勝利が、ステージ制覇への大きなターニングポイントになったことは間違いないだろう。第1ステージ終盤の優勝争いは、まさに小笠原のここ一番での集中力と豊富な経験がモノを言ったというわけだ。
 
 
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