プロデビューの川崎SB野田裕人に先輩・三浦颯太がかけた言葉。天皇杯でほろ苦い2失点も温かな後押し

2025年06月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ゲームは4-3で川崎が勝利

嬉しいプロデビューした高卒ルーキーの野田(写真左)。先輩の三浦(写真右)も喜んだ。(C)SOCCER DIGEST

[天皇杯 2回戦]川崎 4-3 福島/6月11日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

  J1の川崎がJ3の福島に4-3で勝利した天皇杯の2回戦、嬉しいプロデビューを飾ったのが、今季、静岡学園高から加入した川崎のSB野田裕人である。

 この日が戦列復帰で、足の違和感からか、試合終盤にベンチに下がることになった三浦颯太に代わり、注目のルーキーが送り出されたのは4-1のスコアだった86分。右SBに入ったが、その後、チームは2失点したためか、悔しさも感じたようである。

 もっとも踏み出した記念すべき一歩は、今後につながるに違いない。

【動画】川崎×福島のハイライト
 そんな19歳のルーキーを交代時に笑顔で送り出した先輩の24歳の三浦は冗談交じりに振り返る。

「ベンチのほうを見たら『あ、野田だと』。交代相手が野田だったので、だったら(少しでも長くプレーできるよう)もう少し早く交代すれば良かったなとも思いましたね。

(交代する時にかけたのは)おめでとう。頑張ってこいよと。

 終わったあとも少し話しましたが、入りは良かったと思いますが、2失点したから『ほろ苦いね』と。でもやっぱりデビューおめでとうと言いたいですね」

 そう笑った三浦は同じポジションの後輩には大きな期待を寄せている。

「ボールタッチのところは僕にはないものがありますし、あとは自信を持ってやれるかどうかだと思う。経験とそこはしっかり声をかけてコミュニケーションを取りながら、一緒にやっていければなと思います」

 先輩の三浦の背中を追いながら、野田が今後、どれだけ成長できるか楽しみだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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