「悲しいというより、怒り」大宮のキャプテンが猛省。後半ATに追いつく劇的ドローもチームの課題を指摘「変な雰囲気が漂っていた」

2025年06月09日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「すべてが良くなかった。一体感がなかった」

チームの課題を指摘したガブリエウ。写真:福冨倖希

 RB大宮アルディージャは、6月8日に行なわれたJ2第17節で愛媛FCとホームで対戦。56分に村上悠緋のFK弾で先制されたが、90+1分に豊川雄太のゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 貴重な勝点1を上積みして2位を死守した一戦で、3バックのセンターで奮闘したのがガブリエウだ。持ち前の高いボール奪取力で相手のチャンスを潰し続け、攻撃では正確なフィードや推進力あるプレーで見せ場を作った。

 そんな30歳のキャプテンは、試合について「2ポイントを失ったゲーム。悲しいというより、怒り」と反省。特に前半が良くなかったという。

「非常に悪い出来でした。自分たちが本来持っているパワーをまったく出せず、相手を追いかける、切り替え、すべてが良くなかった。オフェンスもディフェンスも、一体感がなかった。同じことを起こさないようにしなければいけない。そういう試合の入りだったし、そういう前半でした」
【画像】大声援で同点ゴールをもたらせたRB大宮アルディージャサポーター!
 なぜ、そのようになってしまったのか。ガブリエウは自分たちに慢心があったと振り返る。

「集中力もそうですし、いつか、どこかのタイミングで得点できるだろうという変な雰囲気が漂っていたのは、正直なところです。そんなのは、自分たちの頭の中だけですし、やることをやらないと難しい試合を自分たちで招くだけです。

 そういう意味では、今日失った2ポイントは、間違いなくシーズン終盤に欲しくなるはずなので、今日のようなことは起こさせない。それを徹底してやらないといけない」

 そして、「誰かを指して言っているわけではなく、組織として、自分たちのグループが、もっとそれを求めないといけない。それは自分を含めてです」とも述べる。

 白星は掴めなかったが、粘り強くドローに持ち込んで6戦無敗とした大宮は次戦、敵地でV・ファーレン長崎と相まみえる。今回の反省を活かし、長澤徹監督が掲げる"相手に襲いかかる"サッカーを見せられるか。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

【記事】RB大宮が土壇場で同点! 豊川雄太の劇的弾にファンそわそわ「頼むから…」「ホント脱がなくて良かった」

【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの妻たち"
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事