「監督に代表招集に応じないと伝えた」CL決勝で屈辱の0-5惨敗直後、インテル37歳が重い決断。一体なぜ?

2025年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「CL決勝で敗れた『憂鬱』によるものでもない」

イタリア代表からの招集を辞退したアチェルビ。(C)Getty Images

 インテルの37歳が屈辱の惨敗直後に重い決断を下した。

 現地5月31日に開催されたチャンピオンズリーグ決勝で、インテルがパリ・サンジェルマンとミュンヘンで対戦。失点を重ね、0-5という信じがたいスコアで敗れた。

 それからほどなくして、CBでフル出場したフランチェスコ・アチェルビが、インスタグラムを更新。ルチアーノ・スパレッティ監督が率いるイタリア代表への参加を辞退すると明かした。
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「深く考えた末、今日、監督に代表招集に応じないと伝えた。アッズーリのジャージを着ることは、私にとって常に名誉で誇りだ。簡単な決断ではない。ただ、最近の出来事を鑑みると、この道を平穏に歩むための条件は、存在しないと感じた。私は言い訳や好意を求めるつもりはないが、敬意は要求する。グループを率いるべき人々からこの敬意が欠けているのであれば、身を引きたい。

 私は招集にしがみつく人間ではない。常に全力を尽くしてきたが、自分が必要とされなくなり、監督のプロジェクトに加われない事実が明らかなところには留まらない。これは私の決断であり、今朝監督に言ったように、最終的な決断でもなければ、怒り、ましてやチャンピオンズリーグ決勝で敗れた『憂鬱』によるものでもない。ただ一歩引いて考える必要性から生まれたものだ」

 アチェルビはここまで34キャップをマーク。2021年に行なわれたEUROの優勝メンバーの1人でもある。再びアッズーリのユニホームを身にまとう日は来るだろうか。とにかく今は、一歩離れた状態で仲間たちを応援するのみ。「代表チームのために最善を尽くし、チームメイトと同じように、ピッチでいつも見せてきたのと同じ愛着を持って応援し続けるつもりだ」と長文を締め括った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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