「イメージできちゃう分、恐怖心はある」クラブW杯に臨む浦和、原口元気&渡邊凌磨の対照的なスタンス「誰も知らないから『あいつがいるんだ』とはならない」

2025年06月02日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「リスペクトしすぎずに、強気にやっていくことは大事」

CWCを前に意気込みを語った原口(左)と渡邊(右)。写真:鈴木颯太朗

 浦和レッズは6月1日、J1第19節で横浜FCとホームで対戦。2-1で勝利し、4試合ぶりの白星を掴んだ。

 これで暫定3位に浮上したチームは、しばしJリーグを離れ、クラブワールドカップに臨む。グループステージで現地時間17日にアルゼンチンのリーベル・プレート、21日にイタリアのインテル、25日にはメキシコのモンテレイと戦う。

 世界が注目するコンペティションを前に、横浜FC戦後のミックスゾーンには、マインドが対照的な2人がいた。

 ドイツで10年間プレーし、2018年のロシアW杯にも出場するなど国際舞台の経験も豊富なMF原口元気は、先のCLで準優勝したインテルのようなビッグクラブとの対戦を「イメージできちゃう分、恐怖心みたいなものは、他の選手よりもあるかもしれないです」と述べる。

 インテルの試合をチェックしているとし、報道陣からCL決勝でパリ・サンジェルマンに0-5で大敗した影響が残るかもしれないという話を振られても、「彼らのメンタリティは、そういうところにない。切り替えも早いし、崩れるチームじゃない」と考えを示す。
【画像】圧巻の声量で勝利を呼び、圧巻のコレオで選手をCWCへ送り出した浦和レッズサポーター!
 そのうえで「リスペクトしすぎずに、自分たちがやることを強気にやっていくことは大事。意外とそんなに差はないというのは、みんなに思わせていきたいです」と意気込む。

 そして、インテルよりも南米勢の方が戦いにくいという見解も示し、初戦のリーベル・プレート戦で最低でも勝点1、3試合合計で勝点4以上は取りたいと展望する。

 一方、今季ここまでチーム最多の6得点を挙げているMF渡邊凌磨は、他チームへの興味は薄いタイプだという。インテルの選手を「誰も知らないんですよ。だから『あいつがいるんだ』とはならない」、リーベル・プレートとモンテレイに関しては「どこの国かも知らないです」と明かす。

 そのなかで、「何か分からないけど、勝てると思います」と自信を見せる。そして横浜FC戦後の壮行セレモニーで大声援を届けたファン・サポーターに感謝し、「このクラブを、僕が好きな理由が詰まっている部分です。頑張りたいです」と気合を入れた。

 スポーツの世界では、経験を活かした勝利も、相手に臆せずに力を出し切っての好結果も、ともにあり得る。原口と渡邊が世界の舞台でどのような活躍を披露するか楽しみだ。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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