「半分くらい聡太のせい」と南雄太に名指しされた中澤聡太が反論! 語り草となった“伝説のオウンゴール”の秘話「全選手が動揺して。何をするかと言ったら…」

2025年06月06日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

「確かにきっかけは僕ですが…」

南氏のオウンゴールを振り返る中澤氏。(C)SOCCER DIGEST

 かつて柏レイソル、ロアッソ熊本、横浜FC、大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)でプレーした南雄太氏が2023年に現役を引退。GKとして、Jリーグで歴代最多となる通算666試合に出場し、多くの好セーブを見せてきた名手でありながら、語り草となっている珍プレーがある。

 2004年5月のサンフレッチェ広島戦。当時、柏でプレーしていた南氏は、自陣ボックス内でボールをキャッチし、味方へつなごうとするも直前にキャンセル。しかし誤って背後のゴールに投げ込んでしまった。これが"伝説のオウンゴール"として、大きな話題となった。

 自身の引退会見で南氏はそのオウンゴールについて訊かれると、「せっかくなので解説すると…」と切り出し、次のように振り返っている。

「右側にいた(中澤)聡太にボールを転がそうと思ったら、聡太が『あっち、フリー』と言ったんですよ。(左側の)近藤(直也)がフリーだと思って投げようと思った瞬間、広島の選手がダッシュしてきて、やめようと思ったら、もうゴールに入っていました。半分くらい聡太のせいです(笑)」
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 そう"名指し"された中澤聡太氏に、この南氏のコメントについて尋ねてみると、当時を回想しつつ、アンサーした。

「まず、南君はこちらに投げる気満々で、自分も『来るかな』と思ったんですけど、『近藤が空いてるよ』と大声で伝えました。それだけ言うなら見なくてもいいなぐらいの勢いで、振りかぶって投げようとしてて。そしたら、相手に狙われていて、ゴールに入ってしまいました。正直に言うと、あの時はチームが乗れていなかったのもあり、僕もボールを受けるのが怖くて。『いらないいらない』と思っていたんですよ(笑)」

 さらに続けて、そのオウンゴール後の裏話を明かしてくれた。

「あんなことめったにないじゃないですか。だから2人とも、いや、全選手が動揺して。何をするかと言ったら、とりあえずレフェリーを囲んで『こんなのゴールにしたらダメだって。ゴールキックからやり直しだよ』と全力で覆しにいった記憶があります(笑)。めちゃくちゃなことを言っていました。失礼ですが、今思い出しても笑ってしまいます」

 そして最後には「確かにきっかけは僕ですが、入れてしまったのは100パーセント南君なので」と強調していた。

取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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