EURO2016決勝、フランスは延長戦の末にポルトガルに敗れ、３度目の欧州制覇のチャンスを逃した。

　今大会中にエースとして成長したアントワーヌ・グリエーズマンが相手のマークに苦しんで思うようにプレーできず、さらに疲労からか動きにキレがなく、守勢に回るポルトガルを最後まで打ち崩すことができなかった。

　準決勝で世界王者のドイツを退け、念願だった欧州王者まであと一歩のところまで近づきながらも、フランスの夢は潰えた。試合後、指揮官のディディエ・デシャン監督は以下のようなコメントを残した。
 
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ここ数か月の経験はとても素晴らしいものだったから、何百万ものファンためにトロフィーを取れなかったことにがっかりしている。
 
今夜、私自身について考えることはない。選手たちと同じようにこのショックを払拭するためには時間が必要だと思う。
 
もちろん、私の心の大半を占めているのは失望だ。今日みたいな試合で敗れるのは残酷なことだ。だけど、私はポルトガルを祝福したい。
 
我々は多くのチャンスを持っていたけど、分析不足で、冷静さにも欠けていた。
 
EUROを制する大きなチャンスだった。我々はともに勝ち、ともに苦しんできた。そして今日、我々はともに敗れてしまったんだ。

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