C・ロナウド「一日で悲しみと喜びを同時に味わうことになった」

2016年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブでは全てのタイトルを獲り尽くしたけど…」――。

ついに念願の代表タイトルを手にしたC・ロナウド。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 EURO2016決勝、ポルトガルは開催国フランスを延長戦の末に1-0で下し、初の欧州制覇を果たした。
 
 エースのクリスチアーノ・ロナウドは前半途中で負傷退場を余儀なくされたが、延長戦入ってからはベンチの前に立ち、まるで"第2の監督"のようにチームメイトを鼓舞し続けた。
 
 12年前の自国での大会、決勝戦で敗北を喫して涙を流した少年は、ようやくその悔しさを晴らした。ついに代表チームで初タイトルを獲得したC・ロナウドは、以下のようにその喜びを語っている。
 
――◇――◇――
 
 今日一日で大きな悲しみと最高の喜びを同時に味わうことになった。そして今は、僕のプロサッカー人生のなかでも、最も幸せな瞬間を堪能している。
 
 ついさっきまで、僕は家族や友人とともに嬉し泣きをしていたんだ。とても幸せだよ。
 
 クラブでは、全てのタイトルを獲り尽くしたけど、代表では何も勝ち取っていなかった。そのことが、ずっと不満だったんだ。
 
 みんなが、互いを支え合い、この数年間はチームのために犠牲を払ってきた。大会に入ってからは、誰も僕らのことを信用していなかったけど、こうして結果を出すことができた。もちろん、幸運が味方したのは確かだけどね。
 
 ポルトガルは優勝するのに相応しいチームだったし、そのための準備もしっかり積んできたよ。

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