現地５月31日に開催されるチャンピオンズリーグの決勝で、フランス王者のパリ・サンジェルマンはイタリアの強豪インテルと対戦する。この一戦を前に米大手スポーツチャンネルの『ESPN』がパリSGを分析した。

　フランスの名門は、決勝トーナメントでリバプールやアストン・ビラ、アーセナルとプレミアの難敵を次々と撃破してファイナルまで勝ち上がってきた。同メディアはその強さを「ルイス・エンリケ監督は昨シーズンから多くのことを変えてきたが、最大の功績は、このチームを真のチームへと押し上げた点だ」と解説する。

「特筆すべきは今シーズンのチャンピオンズリーグで選手たちは１試合平均117.94キロを走っている。これは他のどのチームよりも圧倒的に多い」
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　一方でリーグフェーズでは15位で突破を決めたものの、一時は敗退の危機に陥るなど苦戦を強いられた。それでも上手く立て直せた要因について、ここまでCLで８ゴールを奪っているエースのウスマンヌ・デンベレの名前を挙げつつ、次のように伝えている。

「彼を右サイドからセンターフォワードに移したことですべてが変わった。また、ヴィティーニャをプレーメーカーとして機能させたのも完璧だ。ボール保持時にアシュラフ・ハキミを中央でプレーさせながら、右サイドを使って攻撃できるようになったのも、このチームのポテンシャルを解き放つ要素となった」

　また、「１月にナポリからフビチャ・クバラツヘリアを獲得したことで、チームはさらに強化された。ダイレクトプレー、スピード、そして緻密なコントロールで、すぐに欠かせない存在となった」としている。

　果たしてパリSGは、悲願のCL初優勝を成し遂げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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