「3つの場面で奇跡的」大逆転勝利での残留に大貢献!好守連発の鈴木彩艶、現地メディアから称賛相次ぐ!セリエA得点王のシュートを「何度か必死に止めた」

2025年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2失点はどうしようもなかった」

最終節でも好セーブを連発した鈴木。(C)Getty Images

 生き残りをかけた大事な一戦でも安定感を見せた。鈴木彩艶のパルマへの貢献度は大きい。

 パルマは5月25日、セリエA最終節でアタランタに敵地で3-2と勝利した。鈴木は37試合目の出場でピンチを防ぐなど上々の出来。地元メディアからも評価されている。

 勝てばセリエA残留が決まる一方で、負ければ降格の可能性もあったパルマは、前半にダニエル・マルディーニのドッピエッタで2点のビハインドを背負う。さらに42分には今季得点王のマテオ・レテギのシュートに脅かされたが、鈴木がわずかに触れてしのぐ。

 後半立ち上がりに1点を返したパルマは60分、ディフレクションのボールに反応して飛び込んだレテギにヒヤリとさせられたが、ここも鈴木が食い止めて失点を回避。すると、71分にヤコブ・オンドレイカが同点弾をあげ、最後はアディショナルタイムに再びオンドレイカのゴールで残留を決めた。
【動画】現地メディアが絶賛した鈴木彩艶の好セーブ
 パルマ専門サイト『Parma Live』は、採点記事で鈴木に7点をつけ、「少なくとも3つの場面で奇跡的だった」と賛辞を寄せている。

「アタランタのゴールシーンについては、できることはほとんどなかった。何度もパルマの選手たちを踏みとどまらせ、攻撃参加ではリスクを冒すことなく、常に応じてみせた」
 
『ParmaToday』も6.5点評価で「レテギに対して直感的なセーブ」と称賛している。

「何度か先読みしてエリアの外まで出た。少なくとも2つのポジティブなセーブがあり、失点に関しては責任はなかった」

『Gazzetta dello Sport』紙は「マルディーニのワンツーにやられたが、あまりやれることはなかった」とし、及第点となる6点をつけた。

『calciomercato.com』と『TUTTOmercatoWEB』も同じく6点評価。前者は「レテギのシュートを何度か必死に止めた。だが、マルディーニがターボを入れたときはどうしようもなかった」と評し、後者も「2失点はどうしようもなかった」と伝えている。

「それ以外も注意深く、適切なタイミングの飛び出しをいくつか見せ、味方の困難を回避した」

 GK大国と言われるイタリアで、1年目ながらレギュラーの座を手にし、リーグ戦で出場停止の1試合を除く37試合に出場した鈴木。22歳の若き守護神が大きく評価を高めたことは、欧州の強豪クラブからの関心が騒がれていることが示している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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