「うん? 待てよ」と覚えた違和感。思わずぶつけた質問に日本代表初選出のアタッカーの反応は…

2025年05月26日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

以前よりも逞しさが

広島戦で結果を出せなかった俵積田だが、代表戦での活躍に期待。(C)J.LEAGUE

 2025年5月25日、FC東京がサンフレッチェ広島に0-3と完封負け。そのスコアが示すような内容で、厳しい内容での敗戦となった。これを受け、3−4−2−1システムのシャドーを担った俵積田晃太は「情けない試合」と沈んだ表情で反省を口にした。

「もっと押し込む時間帯を増やさないと難しいです。個の部分でシュートまで持ち込めているのは良いですが、もっと連係のところをみんなで突き詰めないといけません。例えばクロスはファーなのかニアなのかとか、より工夫して合わせていかないと点は取れないと考えています」

 確かに、広島戦での決定機はほとんどない。前半、佐藤恵允がカウンターから際どいシュートを放った場面くらいで広島の堅守を崩せていない現状を踏まえて、俵積田は"オフ・ザ・ボールの動き"について言及した。

「もっと自分がオフ・ザ・ボールの動きで抜け出して、パスを受けて、味方と連係してどんどんチャンスを作っていかないといけない」
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 ただ、ここで著者は「うん? 待てよ」と違和感を覚える。広島戦、俵積田はフリーランニングを繰り返し、精力的に敵最終ラインの裏を狙っていた。しかも、「ここによこせ」というようなジェスチャーもしていた。だから、本人に思わずその違和感をぶつけてみた。「そう言いますけど、オフ・ザ・ボールの動きはだいぶやっていましたよね? パスも要求していましたし。もしかすると、『もっとボールが出てきてほしい』という感覚のほうが強くないですか?」と。

 すると、本人は「正直、その気持ちはあります」と反応してくれた。そうだろうと思う。味方が俵積田を生かしきれていない部分が確かにあったと、この時、確信できた。それでも、俵積田は「でも」と言葉を継ぐ。

「もっと主張しなきゃいけない。目を合わせたりとか、難しいところですけど。DFやボランチとは見えている世界が違うので、もっと擦り合わせていきたいです」

 日本代表に初選出されたからだろうか、そうコメントしている俵積田が以前よりも逞しく見えた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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