より相手に“怖さ”を与えられるように
今のレイソルで小泉は欠かせない。まさしくチームの大黒柱だ。写真:永島裕基
[J1第18節]横浜FC 1-1 柏/5月25日/ニッパツ三ツ沢球技場
7連勝していた首位の鹿島が、マリノスに負けて8試合ぶりの黒星。2位のレイソルにとっては勝点差を詰めるチャンス。でも横浜FC戦は1-1の引き分けだった。
先制を許す展開で、同点ゴールを挙げたのは細谷。左からのクロスに対して、敵に寄せられながらもうまくボレーで合わせた。相変わらずフィニッシュの技術は高いね。
今季は途中出場も少なくないけど、最近は調子が良くなってきた印象だ。得点シーン以外でも、身体を張ってボールを収めるプレーが光る。力強いし、最前線で起点となって頼りになる存在。ポテンシャルは間違いないと思う。
もう1人、気になったのは、やっぱり小泉。今季からリカルド監督が指揮を執るレイソルは、昨季までのサッカーからガラリと変わった。ポゼッションを軸に、ボールと人が流動的に動くスタイルは見応えがあるよね。
そのなかで小泉も楽しそうにプレーしているように見える。右のシャドーでよくボールに絡んで、左右両足の正確なキックで攻撃を組み立てる。テクニックは申し分ないし、戦術眼もあって、まさしくチームの大黒柱だよね。
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先制を許す展開で、同点ゴールを挙げたのは細谷。左からのクロスに対して、敵に寄せられながらもうまくボレーで合わせた。相変わらずフィニッシュの技術は高いね。
今季は途中出場も少なくないけど、最近は調子が良くなってきた印象だ。得点シーン以外でも、身体を張ってボールを収めるプレーが光る。力強いし、最前線で起点となって頼りになる存在。ポテンシャルは間違いないと思う。
もう1人、気になったのは、やっぱり小泉。今季からリカルド監督が指揮を執るレイソルは、昨季までのサッカーからガラリと変わった。ポゼッションを軸に、ボールと人が流動的に動くスタイルは見応えがあるよね。
そのなかで小泉も楽しそうにプレーしているように見える。右のシャドーでよくボールに絡んで、左右両足の正確なキックで攻撃を組み立てる。テクニックは申し分ないし、戦術眼もあって、まさしくチームの大黒柱だよね。
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いつ代表に呼ばれても不思議ではない、と思う反面、リクエストするなら、ボックス付近でどれだけ決定的な仕事に絡めるか、かな。たとえば森保ジャパンのシャドーで考えるなら、久保なら独力でペナに入っていってゴールを狙うし、ラストパスも出せる。
小泉がそういうプレーができないわけではない。でも個人的には少し物足りない感じもある。もちろん、チーム事情や戦術面の決まりがあるのだろうけど、もっと貪欲に、個でゴールに迫ってもいいのかな、と思った。
より相手に"怖さ"を与えられるように。それが目立つようになれば、代表にも絡んでくるんじゃないかな。今季はここまで3ゴール。チャンスメイクに加えて、目に見える数字を伸ばして、アピールしてほしいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた"40メートルFK弾"は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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小泉がそういうプレーができないわけではない。でも個人的には少し物足りない感じもある。もちろん、チーム事情や戦術面の決まりがあるのだろうけど、もっと貪欲に、個でゴールに迫ってもいいのかな、と思った。
より相手に"怖さ"を与えられるように。それが目立つようになれば、代表にも絡んでくるんじゃないかな。今季はここまで3ゴール。チャンスメイクに加えて、目に見える数字を伸ばして、アピールしてほしいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた"40メートルFK弾"は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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