山口とのゲームは0-0
J2で首位をキープする千葉。ここからが真の勝負だ。(C)SOCCER DIGEST
[J2第18節]千葉 0-0 山口/5月31日/フクダ電子アリーナ
1点がどうしても遠い。首位の千葉がホームで山口と対戦したゲームは、そんな展開となった。前節、アウェーで長崎に敗れた千葉は、「前へ」(小林慶行監督)の意識をテーマに準備し、多くのチャンスを作った。しかし、肝心のゴールは最後まで奪えず。逆に山口に好機を作られる場面もあった。
これで5月の6戦は1勝3分け2敗。この日、他会場で引き分けた大宮、仙台に差は縮められなかったが、2位の大宮とは勝点3差、3位の仙台とは勝点4差、さらに4位の水戸も勢いよく迫ってきており(勝点5差)、大宮と水戸は消化試合がひとつ少ない。
次節でシーズンのちょうど半分となる19節を迎えるなか、首位をキープしているものの、よりヒリつくような展開となってきた。
もっとも"チャレンジャー"の精神を崩さないのが小林監督だ。
以前から強調してきた。
「周りが言っていることに対して一喜一憂するわけではなく、そもそも自分たちがずっと首位にいられるような評価を得ていたチームではないわけですから、そこは自分たちの足もとをしっかり見つめながら、やれることをコツコツとやり続けるしかないです」
そして指揮官は山口戦後も改めて想いを口にした。
「ホームゲームだったのでなんとしても勝ちたかったです。そうは言っても、もちろん相手もいますし、ここ数試合は自分たちが点を取れていないという一面を今日も出してしまいました。ただ、ここ数試合に比べると、前半の入りのところではボールを前進させることができましたし、選手たちの前に前にというマインドはトレーニングからずっと共有してやってきた部分でした。点を取らなければ勝てませんが、点を取ることも勝つことも簡単じゃない。このリーグにおいてそんな簡単じゃないとみんなが認識していますし、自分たちは挑戦者なので、それをしっかり認識して戦おうと。そういう話をしてきました」
【動画】千葉×山口のハイライト
1点がどうしても遠い。首位の千葉がホームで山口と対戦したゲームは、そんな展開となった。前節、アウェーで長崎に敗れた千葉は、「前へ」(小林慶行監督)の意識をテーマに準備し、多くのチャンスを作った。しかし、肝心のゴールは最後まで奪えず。逆に山口に好機を作られる場面もあった。
これで5月の6戦は1勝3分け2敗。この日、他会場で引き分けた大宮、仙台に差は縮められなかったが、2位の大宮とは勝点3差、3位の仙台とは勝点4差、さらに4位の水戸も勢いよく迫ってきており(勝点5差)、大宮と水戸は消化試合がひとつ少ない。
次節でシーズンのちょうど半分となる19節を迎えるなか、首位をキープしているものの、よりヒリつくような展開となってきた。
もっとも"チャレンジャー"の精神を崩さないのが小林監督だ。
以前から強調してきた。
「周りが言っていることに対して一喜一憂するわけではなく、そもそも自分たちがずっと首位にいられるような評価を得ていたチームではないわけですから、そこは自分たちの足もとをしっかり見つめながら、やれることをコツコツとやり続けるしかないです」
そして指揮官は山口戦後も改めて想いを口にした。
「ホームゲームだったのでなんとしても勝ちたかったです。そうは言っても、もちろん相手もいますし、ここ数試合は自分たちが点を取れていないという一面を今日も出してしまいました。ただ、ここ数試合に比べると、前半の入りのところではボールを前進させることができましたし、選手たちの前に前にというマインドはトレーニングからずっと共有してやってきた部分でした。点を取らなければ勝てませんが、点を取ることも勝つことも簡単じゃない。このリーグにおいてそんな簡単じゃないとみんなが認識していますし、自分たちは挑戦者なので、それをしっかり認識して戦おうと。そういう話をしてきました」
【動画】千葉×山口のハイライト
4-4-2を基本布陣にするなか、攻撃の鍵を握る両サイドハーフの田中和樹、椿直起が厳しくケアされるなど、相手の対策は強まっている。期待のFWカルリーニョス・ジュニオらとの融合はより進んでいる印象だが、攻撃の迫力不足、決定力不足はJ1復帰へ向けた大きな課題である。
もっとも現有戦力で戦っていくのであれば、得点力は一朝一夕で増すものではない。サイドを使った展開など自分たちの形を磨き、コツコツ積み上げていくしかないだろう。
それこそ指揮官が語るように、ライバルたちの足音や、周囲からのプレッシャーに乱され、結果を急ぎ、これまでの蓄積を信じられなくなる事態こそ避けなくてはいけないと言える。
そういう意味ではリーグ後半戦へ向け、一致団結するチーム力、疑心暗鬼にならないメンタルなども求められてくるに違いない。目指し続けるJ1復帰へ、またとないチャンス。その好機を掴める力があるのか、今の千葉には問われている。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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もっとも現有戦力で戦っていくのであれば、得点力は一朝一夕で増すものではない。サイドを使った展開など自分たちの形を磨き、コツコツ積み上げていくしかないだろう。
それこそ指揮官が語るように、ライバルたちの足音や、周囲からのプレッシャーに乱され、結果を急ぎ、これまでの蓄積を信じられなくなる事態こそ避けなくてはいけないと言える。
そういう意味ではリーグ後半戦へ向け、一致団結するチーム力、疑心暗鬼にならないメンタルなども求められてくるに違いない。目指し続けるJ1復帰へ、またとないチャンス。その好機を掴める力があるのか、今の千葉には問われている。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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