”三笘薫タイプ”の俵積田晃太とは何者か。経歴、持ち味、課題、森保ジャパンでの起用法は?

2025年05月23日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

6月の代表戦で初招集

Jリーグ屈指のドリブラーである俵積田。(C)SOCCER DIGEST

 6月に北中米ワールドカップのアジア最終予選(5日にオーストラリア戦、10日にインドネシア戦)を戦う日本代表のメンバーに初招集されたひとりが、FC東京の俵積田晃太(たわらつみだ・こうた)だ。果たして、何者なのか。
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 普段Jリーグを観ていない日本代表のファン・サポーターからすれば「誰だ?」となるだろうが、ひと言で表すなら「ドリブラー」だ。

 2004年5月14日生まれの21歳はFC東京のアカデミーで育ち、2023年にトップチーム昇格。高卒ルーキーながらも開幕ベンチ入りすると、10月のガンバ大阪戦での右足弾がJ1月間ベストゴールに選ばれるなど存在感を示した。

 左サイドからのドリブルが最大の持ち味で、プロ1年目の2023シーズン、プロ2年目の2024シーズンは4−3−3システムの左ウイング、プロ3年目の今季は3−4−2−1システムのシャドーを主戦場としている。

 「ネクスト三笘薫」とも評されるアタッカーのポテンシャルは計り知れない。ただ、その才能をここまで遺憾なく発揮できているかと言えば疑問符が付く。ドリブルはさすがの切れ味で、25年4月25日のG大阪戦での"ひとりカウンター"で決めたゴールは鳥肌ものだったが、今季それ以外の試合であまりインパクトを残せていない。
 
 今季のJ1リーグ16試合に出場してわずか1ゴール。過去2シーズンのリーグ成績を振り返っても、23年が27試合出場で2得点、24年が33試合出場で2得点とゴール数は物足りない。

 フィニッシュまで持ち込む技術は十分ながらもシュート精度が課題というのが、現状の俵積田である。今回の代表活動で、覚醒へのきっかけを掴めるか。

 世代別代表歴もないアタッカーがいきなりフル代表というプレッシャーを乗り越えて爪痕を残してほしい。起用法を考えるなら、3−4−2−1システムのシャドーか、4−2−3−1システムの左ウイングだろう。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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