ブラジル戦最大の関心事は谷川萌々子の起用法か。最も注目すべきポジションは適任者不在の…【なでしこジャパンの最新序列】

2025年05月22日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

松窪真心ら若手の使い方も気になる

なでしこジャパンの最新序列。画像:サッカーダイジェスト

 現地5月30日と6月2日にサンパウロでブラジル女子代表と国際親善試合を戦うなでしこジャパン。攻撃的なスタイルを標榜するニルス・ニールセン監督の下、どんなメンバーで望むのか。

 そのヒントを探るべく、招集メンバーの最新序列を考察してみた。コンディションはさておき、ニールセン体制下でのここまでの起用法、19日のオンライン会見での指揮官のコメントを判断基準にすると、左のフォーメーション図のようになった。

 ニールセン監督はオンライン会見で"基本フォーメーションは4−3−3"と明言している。その形で当てはめていくと、2月開催のSheBelieves CupでMVPに輝いたCFの田中美南、ボランチコンビの長谷川唯と長野風花、南萌華と熊谷紗希の両CB、左サイドバックの北川ひかる、GK山下杏也加の序列は高い。

 長谷川との連係を踏まえると、トップ下は籾木結花が一番手で、ウイングは浜野まいかと藤野あおばがリードしているか。最近の代表戦での清家貴子、植木理子、杉田妃和のパフォーマンスレベルは十分ではなく、そうした点からも浜野と藤野の優位性は動かない。
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 今回最も注目すべきポジションは、右サイドバックだ。4月のコロンビア戦までスタメンが流動的で、ある意味適任者不在である。

 そこでニールセン監督はブラジル代表との連戦で、WEリーグMVPの山本柚月、ともに本職がウイングの千葉玲海菜と清家貴子のサイドバック起用。左右どちらで使われるか現時点で定かではないが、日テレ・東京ヴェルディベレーザで右ウイングバックの山本と、なでしこジャパンで主に右ウイングを担う清家は右、左サイドからのカットインが魅力の千葉は左で抜擢されそうか。

 一番手にしなかったものの、松窪真心、谷川萌々子、古賀塔子、石川璃音ら若手の起用法も気になる部分だ。先のコロンビア戦でアタッカーとして存在感を示した松窪はCF、ウイング、トップ下と複数のポジションに対応可能で今回も間違いなくチャンスを与えられるだろう。

 ファン・サポーターの一番の関心事は、4月のコロンビア戦はコンディション不良で招集辞退した谷川の起用法かもしれない。所属先のバイエルンではMFとして攻撃の起点になっている。なでしこジャパンでは現状ボランチの2、3番手だが、トップ下に抜擢される可能性もありそうだ。

 2027年女子ワールドカップ開催国のブラジルと、しかもアウェーでどんな戦いを繰り広げるか。貴重かつ重要な国際親善試合になる。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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