川崎フロンターレは５月21日、J１第13節で浦和レッズとホームで対戦。２－２のドロー決着となった。

　この試合では前半にアクシデントがあった。センターフォワードで先発したエリソンが32分に負傷交代。代わって山田新が途中出場した。

　緊急出場した山田は、果敢にボックス内に飛び込むなどゴールを狙ったが、結局、最後まで得点を奪えず。チームを勝利に導くことはできなかった。

　試合後、24歳のFWはこう悔しさを露わにした。

「点を取らないといけない場面が多くあって、そんななかで自分が取れてないので、チームに申し訳ない気持ちもあります。でも、その中でもチャンスが作れているし、今のところ良い方向に少しずつ来ていると思うので、やり続けることもそうだし、よりもっと要求もそうだし、自分の動き出しもそうだし、フィニッシュの質を上げていかないといけないと思います」
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　今季はここまで、リーグ戦15試合に出場して２得点と、ストライカーとしては物足りない数字。山田は「もちろんプレッシャーもありますし、不安もある」としつつも、「それで弱気になっている時間がもったいない」と前を向く。

「自分が引っ張らないといけない」

　FWとしての責任を果たすために。山田は変わらず、ゴールだけを見据える。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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