36失点はリーグで最少
ハノーファーで5シーズンに渡ってプレーした室屋。(C)Getty Images
元日本代表DFの室屋成が所属するハノーファーが2部へ降格したのが2018-19シーズン。かつてはヨーロッパリーグに出場ほどブンデスリーガでも上位争いするクラブだったが、2部リーグ6シーズン目の今季も勝点51の9位で昇格には手が届かないまま終わりを迎えた。
昇格を目指して奮闘していたハノーファーは折り返しの時点で首位と勝点4差の7位。悪くはない位置につけていたが、大事なところで勝点が伸び悩み、しびれを切らした首脳陣が途中に2度の監督交代を決断したものの、それが結果に結びつかないという苦しいシーズンを送ることとなった。
ホーム最終戦となった33節のフュルト戦(1-1)との試合後に、室屋に話を聞くことができた。
「昨日の(他会場の)結果で、昇格もなくなった状態での試合でした。ホーム最終戦でこの試合でいなくなる選手もいっぱいいるんで、最後は勝って終わりたかったですけど」
この日、右ウイングでスタメン出場した室屋は堅実な守備と思い切りのいい攻め上がりで、チームにアクセントをつけていた。チャンスもそれなりにあったが、攻撃陣がなかなかゴールへ結びつけられない。今季のハノーファーを象徴している試合だったと言えるかもしれない。
室屋のほかにも、ともに元ドイツ代表のGKロン・ロベルト・ツィーラーやDFマルセル・ハルステンベルクを擁す守備陣は非常に安定感があり、36失点はリーグで最少。一方で得点は41点止まりと、昇格争いしていたチームで一番少ない。チーム内得点王がニコロ・トレソルディの7点というのは寂しいものがある。7年ぶり1部昇格を果たしたハンブルクの78点と比べると、ほぼ倍近い差があった。
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ホーム最終戦となった33節のフュルト戦(1-1)との試合後に、室屋に話を聞くことができた。
「昨日の(他会場の)結果で、昇格もなくなった状態での試合でした。ホーム最終戦でこの試合でいなくなる選手もいっぱいいるんで、最後は勝って終わりたかったですけど」
この日、右ウイングでスタメン出場した室屋は堅実な守備と思い切りのいい攻め上がりで、チームにアクセントをつけていた。チャンスもそれなりにあったが、攻撃陣がなかなかゴールへ結びつけられない。今季のハノーファーを象徴している試合だったと言えるかもしれない。
室屋のほかにも、ともに元ドイツ代表のGKロン・ロベルト・ツィーラーやDFマルセル・ハルステンベルクを擁す守備陣は非常に安定感があり、36失点はリーグで最少。一方で得点は41点止まりと、昇格争いしていたチームで一番少ない。チーム内得点王がニコロ・トレソルディの7点というのは寂しいものがある。7年ぶり1部昇格を果たしたハンブルクの78点と比べると、ほぼ倍近い差があった。
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そのあたりを室屋はどのように捉えていたのか?
「守備はかなりいい。数字にも表れていますし、実際、試合内容でも守備に関してはシーズンを通してかなり堅くできてました。ただ、自分たちには若い選手がたくさんいて、特に攻撃陣にたくさん若手がいる。もっと後ろから彼らを援護したり、助けることができたらなっていうのは思います。一概に攻撃だけが足らなかったとは思わないし、全員で組み立てるものですから」
ハノーファーへ来てから5年の時が経った。室屋はチーム内でツィーラーの381試合に次ぐ出場数を誇る。ハノーファーで積み重ねた公式戦は150試合にも上る。クラブが掲げる昇格へ向けての3年計画の中で重要な位置づけにいた選手だ。
「自分はこのチームの中で、ロンに次いで一番長くいる。本当に昇格を狙えるチームにまで作り上げられたけど、残念ながら届かなかった。でも、この過程というのはすごく自分にとって大きな経験でした」
シーズン終了後、室屋の退団が決定した。1部でプレーするついに夢は叶わなかった。
鋭いオーバーラップからチャンス構築したり、懸命のタックルで相手のシュートをブロックすると観客から盛大な拍手をもらっていたのが印象的だった。
ハノーファーのために室屋がいつでも全力のプレーをしてくれたことを、ファンはちゃんと知っている。
取材・文●中野吉之伴
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「守備はかなりいい。数字にも表れていますし、実際、試合内容でも守備に関してはシーズンを通してかなり堅くできてました。ただ、自分たちには若い選手がたくさんいて、特に攻撃陣にたくさん若手がいる。もっと後ろから彼らを援護したり、助けることができたらなっていうのは思います。一概に攻撃だけが足らなかったとは思わないし、全員で組み立てるものですから」
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