名将ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティは、現地５月17日に聖地ウェンブリーで開催されたFAカップの決勝で、鎌田大地が所属するクリスタル・パレスと対戦。1861年の創設以来、メジャータイトルを一度も獲得したことがなかった相手に０－１で敗れ、今季の無冠が決定した。

　16分に鎌田が絡んだカウンターからエベレチ・エゼにゴールを許したシティは、36分にPKを獲得するもオマル・マルムシュがこれを失敗。最後まで攻め込んだものの、１点が奪えなかった。

　昨シーズンまでプレミアリーグを４連覇していたシティの体たらくに、海外メディアは手厳しい。

　シティの専門サイト『BITTER & BLUE』は「無茶苦茶な敗北」と見出しを打ち、「この痛恨の敗戦は、クラブの勢いを著しく削ぐものと言えるだろう。前半は好調だったものの、後半は実にひどい出来だった」と酷評した。

『FOX SPORTS』は「過去４シーズン連続でプレミアリーグを制覇したシティだが、グアルディオラ監督の輝かしい監督キャリアの中でも最悪と言えるほどの波乱のシーズンを過ごした」とこき下ろしている。

「現在プレミアリーグ６位のシティは、火曜日にボーンマスをホームに迎え、５月25日にはフルアムと対戦し、少なくともチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得して惨めな一年を挽回しようとしている」
【動画】鎌田が起点となった決勝弾＆「ゴールに匹敵する」ブロック

　また、『Sporting Life』は「クリスタル・パレスのFAカップ優勝は、ペップ・グアルディオラのマンチェスター・シティ時代が終わったことを示している」と見出しを打った記事を掲載した。

「今シーズンの状況を考えれば、これは大した衝撃ではないと主張する人も多いかもしれないが、マンチェスターのクラブ、チェルシー、アーセナル、リバプールが1991年以来33回のFAカップのうち４回を除いてすべて優勝していた。客観的に見てこれは大きな衝撃である」

「この日がグアルディオラ時代の終焉を告げた日でもあったという思いが拭えない。彼がいてもいなくても」

　シティは残された最後の目標であるCL出場権を獲得できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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