前田大然の今季の活躍は、当然のように他クラブからの関心につながった。

　直近の報道によると、前田にはプレミアリーグの数々のクラブが注目している。田中碧が所属し、プレミア昇格を決めたリーズもそのひとつだ。

　セルティックとしては、爆発的な得点力を見せるようになった日本代表FWを手放したくないだろう。だが、マーケットの世界では利が重要となる。

　セルティックの宿敵レンジャーズやプレミアリーグのニューカッスルなどでプレーしたクレイグ・ムーアは、前田の去就がオファー次第との見解を示した。条件によっては、セルティックが断るのは難しいとの主張だ。

　リーズ専門サイト『Leeds United News』によると、ムーアは『Go Radio』で「スコットランドではどの選手でも2000～2500万ポンド（約38億～48億円）なら大変な高額だ」と話した。

「そういったオファーを断るのはとても大変だと思う。マエダはファンタスティックな補強だった。素晴らしいシーズンだった。おそらく、彼の価格は今がピークだ。だから、彼を失う可能性にセルティックのサポーターが少しナーバスになるのは理解できる。だが、2000～2500万ポンドなら、受け入れて、彼の幸運を祈るはずだと確信している」

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　コメントを伝えたLeeds United Newsは、リーズがニコラス・キューンへの関心も報じられていることを指摘。そのうえで、「キューンはセルティックに長く残ることをほのめかした」と続けている。

「そのため、リーズはマエダだけに落ち着くかもしれない。それでも、彼だけでもダニエル・ファルケ監督にとってエキサイティングな補強だろう」

「そしてムーアが言うように、どこかのチームがそれだけの額をこの夏提示するのであれば、セルティックは日本人FWに対する2500万ポンドにすぐにイエスと言うかもしれない」

　移籍金がこれだけの額となれば、セルティックにとっては大きな利益となる。だがもちろん、手放せば戦力低下は否めない。クラブは前田を売るのか、手放すのか。前者の場合の移籍先とあわせ、この夏の動きに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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