ジャーメインのPK弾で1-0勝利
湘南との“古巣戦”で奮闘した田中。再確認することもあったようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
ミヒャエル・スキッベ監督体制4年目のサンフレッチェ広島は、J1で優勝候補に目されている。ただ、シーズン序盤こそ無敗で進んでいたが、アジア・チャンピオンズリーグ2での予期せぬ敗退やトルガイ・アルスラン、中島洋太朗の長期離脱といったアクシデントが次々と起きてからは停滞。4月にはまさかの4連敗を喫することになった。
それでも、5月3日のアビスパ福岡戦(2-1)で何とか黒星街道を脱出。再浮上が見えてきた。そんななかで迎えたのが7日の湘南ベルマーレ戦。相手は直近のガンバ大阪戦は0-4で敗れており、ギアを上げてくると見られただけに、広島としては良い入りを見せたかった。
この一戦に特別な思いを抱いていたのが、昨季まで湘南でプレーしていた田中聡だ。
2022~23年にベルギー1部のコルトレイクにレンタル移籍した経験はあったが、ユース時代から過ごしたチームを完全に離れたのは今年が初めて。今回が最初の古巣対決となったのだから、やはり冷静ではいられなかっただろう。
「試合前日から変な感じがしましたね。違和感もありました」と本人も複雑な感情が湧いてきた様子だ。
試合前の選手紹介で湘南サポーターから温かい拍手を贈られた以上、成長した姿を示して、恩返しをしなければいけない。背番号14は気合を入れてキックオフを迎えたはずだ。
それでも、5月3日のアビスパ福岡戦(2-1)で何とか黒星街道を脱出。再浮上が見えてきた。そんななかで迎えたのが7日の湘南ベルマーレ戦。相手は直近のガンバ大阪戦は0-4で敗れており、ギアを上げてくると見られただけに、広島としては良い入りを見せたかった。
この一戦に特別な思いを抱いていたのが、昨季まで湘南でプレーしていた田中聡だ。
2022~23年にベルギー1部のコルトレイクにレンタル移籍した経験はあったが、ユース時代から過ごしたチームを完全に離れたのは今年が初めて。今回が最初の古巣対決となったのだから、やはり冷静ではいられなかっただろう。
「試合前日から変な感じがしましたね。違和感もありました」と本人も複雑な感情が湧いてきた様子だ。
試合前の選手紹介で湘南サポーターから温かい拍手を贈られた以上、成長した姿を示して、恩返しをしなければいけない。背番号14は気合を入れてキックオフを迎えたはずだ。
広島は開始早々の2分、中村草太が鋭い飛び出しからいきなりPKをゲット。これをジャーメイン良が決めて、1点をリードすることに成功した。が、そこからは守勢に回ってしまい、攻撃の迫力がまったく出せなくなる。田中も「攻守ともにボールに関わる回数が少なかった」と振り返る。
後半に入って多少はギアが上がったが、湘南の攻めを受ける展開が続く。
「今日の湘南は、彼ららしく後ろからつないできて、自分たちも前からハメられず、前に蹴ってばかりになって、サポートも少なかった。もっと勇気を持ってボールを受けたり、ボランチのところで揺さぶりをかけたりしないといけなかったのに、今日はその仕事ができなかったですね」と田中は悔しさを吐露した。守備陣の奮闘もあって、何とか1-0で逃げ切って2連勝し、順位も5位に浮上したものの、彼の口をついて出てくるのは反省ばかりだった。
自らが育ったクラブと敵として戦ったことで、見えてきたことも少なくなかったという。
「今日はボールに関わったり、出し手になったりする仕事が少なかった。自分がもっとアグレッシブにやらないといけないと思いました。それに湘南の時の方がもっと伸び伸びやれていたとも感じた。広島では遠慮だったり、メンタル的なところに課題があるのかな...ベルギーの頃もそういう内弁慶なところがありましたし、そこは永遠の課題。もっと自分を出せるようにしていかないといけないと思いますね」と、本人はナイーブな精神面をまず克服しなければいけないと再認識した様子だ。
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後半に入って多少はギアが上がったが、湘南の攻めを受ける展開が続く。
「今日の湘南は、彼ららしく後ろからつないできて、自分たちも前からハメられず、前に蹴ってばかりになって、サポートも少なかった。もっと勇気を持ってボールを受けたり、ボランチのところで揺さぶりをかけたりしないといけなかったのに、今日はその仕事ができなかったですね」と田中は悔しさを吐露した。守備陣の奮闘もあって、何とか1-0で逃げ切って2連勝し、順位も5位に浮上したものの、彼の口をついて出てくるのは反省ばかりだった。
自らが育ったクラブと敵として戦ったことで、見えてきたことも少なくなかったという。
「今日はボールに関わったり、出し手になったりする仕事が少なかった。自分がもっとアグレッシブにやらないといけないと思いました。それに湘南の時の方がもっと伸び伸びやれていたとも感じた。広島では遠慮だったり、メンタル的なところに課題があるのかな...ベルギーの頃もそういう内弁慶なところがありましたし、そこは永遠の課題。もっと自分を出せるようにしていかないといけないと思いますね」と、本人はナイーブな精神面をまず克服しなければいけないと再認識した様子だ。
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