アーセナルの冨安健洋は今シーズン、開幕前から右膝の怪我に苦しめられ、昨年10月に一度は戦列復帰を果たすも、１試合（６分間）途中出場しただけで再離脱。３月に再びメスを入れ、シーズン終了となった。

　復帰に向けたリハビリを続けているなか、アーセナルの専門サイト『Pain in the Arsenal』は「夏の移籍市場を前に危うい立場に立たされたアーセナルの選手６名」と題した記事を掲載。冨安が放出される可能性があると伝えている。

「怪我に悩まされている選手の一人がトミヤスで、この日本人DFにとって最悪のタイミングでの怪我だった。バックラインを横断してプレーできる彼の万能性は大きな強みだが、その強みを活かせるのはピッチに立った時だけだ」

　同メディアは「膝の怪我で手術が必要となり、今シーズンはわずか１試合の出場にとどまっている。26歳の彼は今夏、契約を１年残すことになるが、ジンチェンコと同様に、今が売却のタイミングかもしれない」と見解を続けている。

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「ベン・ホワイトとユリエン・ティンベルが先発の座を争っている状況を考えると、彼にとっては移籍が賢明な選択となるかもしれない」

　とはいえ、プレーできる見通しが立たなければ、買うクラブもないだろう。"アジア最強のフルバック"と評されたマルチDFの能力は申し分がないだけに、まずは順調な回復を祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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