黒田体制下“最大の危機”をどう乗り切るか。百戦錬磨のDFが出した答は?「どうしてもネガティブになるんで…」【町田】

2025年05月08日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

G大阪や鹿島での経験を踏まえて

経験豊富な昌子はここからどう町田を立て直すか。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年5月7日、FC町田ゼルビアが京都サンガF.C.に1-2と逆転負け。39分に望月ヘンリー海輝のゴールで先制した時は「このまま逃げ切るか」と、そんな雰囲気もあったように感じたが、後半に崩れて2失点。これで今季リーグ戦の町田は6勝2分7敗の10位、しかもこの6試合は1勝5敗と惨憺たる成績で「町田、大丈夫か」と不安が先行している。

 黒田剛体制下で最大の危機と、そう表現しても大袈裟ではない現状を打破するためにはどうすればいいか。百戦錬磨のDFでキャプテンでもある昌子源に「(昌子の)過去の経験を踏まえて、どうチームを立て直すべきだと考えていますか」と訊いてみた。すると、彼は真っ直ぐこちらを見て答えてくれた。

「長いキャリアを考えると、こういう時期もありました。ガンバ(大阪)の時は残留争いをして、鹿島(アントラーズ)にいる時は常に上位にいないといけないプレッシャーがありました。ここから一気に這い上がる特効薬はないですが、唯一何かと言えば"勝利"です。そこに向かって全員が前向きにやるしかありません」
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 前向きにやる、口で言うのは簡単だが、そう易々とできることではない。昌子は言う。

「どうしてもネガティブになるんで、こういう時は。みんなが言わないだけで、アイツのあのプレーが、コイツのこのプレーが、アイツなんでこうしたんやろ、なんでこうなったとか、疑心暗鬼になるんです。ただ、文句は自分の中で消化しないといけない。それも選手の能力です」

 黙っていろと言っているわけではない。文句と要求が同列に並ばないことを知っている昌子は「伝えるべきことはしっかりと伝えないといけない」と自覚している。そしてキャプテンとしての覚悟も。

「黒田さんが町田を率いるようになってから、こういう苦しい時期はあまり経験していません。こういう時こそ僕が黒田さんを含めですけど、チームを支えないといけない」

 プロの世界で修羅場を潜り抜けてきた回数は、おそらく黒田監督よりも昌子が上だろう。このキャプテンの一挙手一投足が、町田の未来を大きく左右する可能性はありそうだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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