「本当に羨ましい」「サポーターの力は大きい」WEリーグ史上最多観客数を記録した国立での一戦、千葉L&大宮Vの両指揮官が感謝

2025年05月07日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

2万6,605人の観客が詰めかけた

千葉L対大宮Vは2-2のドロー決着。(C)WE LEAGUE

 5月6日に開催されたWEリーグ第20節で、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと大宮アルディージャVENTUSが国立競技場で対戦。この試合には2万6,605人が詰めかけ、WEリーグ史上最多の観客数となった。

 試合は、両チーム譲らず、2-2の引き分け。30分に髙橋美紀のミドルシュートで大宮Vが先制。追いかける千葉Lは、前半終了間際に石田菜々海のクロスがGKの手をかすめて直接決まり、試合を振り出しに戻す。そして89分の林香奈絵のゴールで逆転に成功する。このままタイムアップかと思われた後半のアディショナルタイムに、大宮の西尾葉音がカウンターから同点ゴールを奪取した。

 試合後に大宮Vの柳井里奈監督は、「本当に羨ましいなと思います。2万6000人を超えるファンが来てくれて、国立競技場でプレーができる選手は何人いるか。たぶんナショナルチームに選ばれる以外はなかなか難しい。それを彼女たちは、今日体験できた」とコメント。また、一時は逆転を許したが「追いついた時のあの歓声を感じられたのは、本当にすごく財産になると思います」と語る。
【動画】千葉L対大宮Vの国立決戦ハイライト!
 一方の千葉Lのイスマエル・オルトゥーニョ監督は、選手たちには試合前に「まずは勝利を目ざそうと。それと同時に、この貴重な経験を楽しもう」と伝えたと明かし、次のように続ける。

「本当に今日、来てくださった、たくさんのサポーターの方々がこの試合を楽しんでくれたら良いです。最終的に勝利を届けることはできませんでしたが、自分たちのプレーでお客さんとも一緒に良い試合を作り上げられたと思います。サポーターの力は大きく、スタンドからの後押しを受けて、今日のような素晴らしい試合ができました。

 女子サッカーは、どの国も、日本でも毎回毎回、時間を重ねるごとに本当にレベルアップして成長、発展しています。(今日のように)たくさんの方々の応援が、選手やチームをもっともっとレベルアップさせてくれます。そして、我々ももっともっと成長して、もっと良いプレーを、さらに楽しませるようなプレーをできるようになると本当に信じています」

 両指揮官にとっても、特別なゲームとなったようだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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