複数のビッグクラブからの関心が取り沙汰されているレアル・ソシエダの久保建英に、新たな移籍先候補が浮上した。

　昨シーズンにブンデスリーガで無敗優勝を成し遂げたドイツの強豪レバークーゼンだ。今季限りでの退任が決定しているソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、新指揮官に就任する可能性があるという。

　スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は５月４日、「イマノル・アルグアシルは彼をレアル・ソシエダから新チームに移籍させたいと考えている」と題した記事を掲載。「レバークーゼンでシャビ・アロンソの後任になると噂されているバスク人監督は、タケ・クボとの契約を望んでいる」と伝えた。

「アルグアシル監督は今シーズン終了後にレアル・ソシエダを退団することを発表し、これによりアノエタのベンチにおける多大な影響力の時代が幕を閉じることになった。レバークーゼンへの将来が確実に決まっているギプスコア出身の監督は、すでにブンデスリーガでの新しいプロジェクトを計画しており、その優先事項の中には、ソシエダの重要な選手であるクボの名前がある」

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　同メディアは「この日本人ウインガーは、過去２シーズンでスペインサッカー界の驚異的なニュースターの一人となり、ソシエダで最も決定力のある選手の一人としての地位を確立した」とし、こう続けている。

「監督に近い情報筋によると、アルグアシルは、創造性、ダイレクト性、攻撃面での多才さからクボを不可欠な選手とみなしており、レバークーゼンに獲得を説得しようと決意しているという」

　現在、レバークーゼンは、ソシエダのOBでBチームも指揮したシャビ・アロンソ監督が率いている。だが、今シーズン終了後に、カルロ・アンチェロッティ監督の後継者として、レアル・マドリーに引き抜かれる可能性が取り沙汰されている。

　記事は「そうなれば、レバークーゼンのベンチには大きな穴が空くことになる。このような状況において、アルグアシルのプロフィールは、若く野心的なメンバーを中心に、まとまりのあるチームを構築する能力によって強化されており、ドイツのクラブの哲学に合致する」と見立てている。