「奇跡を起こした」日本人GKの“猫のような”スーパーセーブに海外メディアから絶賛相次ぐ!「優れた反射神経の傑作だ」

2025年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「足を使った仕事は重要だった」とも

圧巻の好守を披露した鈴木。(C)Getty Images

 8試合ぶりの黒星を喫したが、個人の出来は上々の評価だ。

 鈴木彩艶が所属するパルマは5月3日、セリエA第35節でコモをホームに迎え、0-1で敗れた。ウディネーゼに屈した第27節以来の敗戦だ。残留を争うなかで、悔しい黒星となった。

 だが、日本代表の守護神はいつものように攻守両面でチームに貢献している。前半終盤には、CKにどんぴしゃのタイミングで合わせたマルク=オリバー・ケンプフのヘディングシュートを、見事な反応で阻んだ。

 それだけに、メディアからの評価も高い。『Gazzetta dello Sport』紙は、チーム最高で試合最高タイとなる7点の採点。「猫のように跳んでケンプフのヘディングを阻んだ」と賛辞を寄せた。

「飛び出しやフィードで常に注意深かった。コモのゴールに対しては、どうしようもなかった」
【動画】「奇跡」と海外で絶賛された日本人GKのスーパーセーブ
 同じ7点をつけたパルマ専門サイト『ParmaLive』も、「猫のように左側にダイブし、前半にケンプフのヘディングに対して奇跡を起こした」と似たような表現で鈴木をたたえている。

 6.5点評価の『TUTTOmercatoWEB』は、ケンプフのヘディングを止めた場面を「本当に優れた反射神経の傑作」と表現し、日本代表GKのパフォーマンスを称賛した。

「ゴールマウスで安心感とパーソナリティを示し、威厳をもって守備陣を統率した」

ケンプフを阻んだプレーについては、ほかにも「本物の奇跡」(『calciomercato.com』)、「決定的」(『ParmaToday』)など、続々と賛辞が寄せられた。また、『Forza Parma』は「アクションを始める際の彼の足を使った仕事は重要だった」と、攻撃面での貢献もたたえている。

 いずれのメディアも、失点場面に関しては「どうしようもなかった」「責任なかった」と報じた。

 ただ、チームが敗れたことで、鈴木自身は悔しい思いをしているはずだ。残り3試合で降格圏とは暫定で6ポイント差。残留が見えてきているが、最後の2試合はナポリ、アタランタとの対戦だけに、次節エンポリとの直接対決は極めて重要となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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