「何が起きても『生きていればいいか』」なぜ南萌華はその境地に達したのか。日本では経験しなかった“イタリアでの非日常”「まさか自分が被害に…」

2025年05月01日 サッカーダイジェストTV編集部

日本では起きないことが

イタリアでメンタルを鍛えた南。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこジャパンで主力CBを張る南萌華は、2022年の夏からイタリアのASローマでプレーしている。異国の地で生活しつつプロのキャリアを積み上げていくのは決して楽な道ではなく、実際、南も「日本では起きないことがイタリアでは起きている」という。

「ローマではスリとか、泥棒とか。日本で未経験の出来事に遭遇しています。ひとりで生き抜く力じゃないですけど、今は何が起きても『生きていればいいか』という気持ちで生活できています」

 そんなイタリアで日々過ごすことで、メンタルも鍛えられ"人間力"もアップした。イタリアで一度携帯電話を盗まれ、泥棒にも入られた経験を経て、南は「生きていればいいか」という境地に達したのだろう。
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「ローマに行くと決まった時に色んな方に注意されましたが、まさか自分がそういう被害に遭うとは考えていなかったので。そんな非日常的なアクシデントが起こるのも海外ならでは。今では話のネタができたなという感覚です」

 経験が人を強くする。南のイタリア挑戦は海外移籍のメリットを示す一例と言えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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