2025年４月29日、清水エスパルスがFC東京を２-０と破った試合で印象深かったシーンのひとつが、乾貴士のゴールだ。

　清水の１点リードで迎えた79分、敵陣のセンターサークル付近でパスを受けた乾はそこからドリブルを開始。中央のエリアからボールを運ぶと、マークしてきた岡哲平をアウトサイドにボールを引っ掛けたボール捌きから"華麗な股抜き"でひらりとかわし、そのまま右足を振り抜いて貴重な追加点を奪った。

　このゴールを、乾自身は次のように振り返っている。

「（ボランチの弓場）将輝から良い縦パスが入って、フリーで前を向くことができました。なかなかそういうシーンがなくて、ああいうボールをずっと要求していたのであの時間帯でやっと受けれたなと。最初は（前方にいるドウグラス・）タンキに出そうと考えましたが、タイミング的にちょっと難しかったので股抜きしてシュートをした感じです。シュートは（相手に）当たってたまたま（入った流れ）ですが、２点目を取れたのは大きかったです」
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