「スパーズが必要とする主将ではなかった」W杯優勝経験を持つ名手がソン・フンミンへの失望を明かす「ここまで低下するなんて」

2025年04月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ここまで7得点・10アシストを記録も…

9シーズン連続の二桁得点に黄色信号のソン・フンミン。(C)Getty Images

 現地27日のプレミアリーグ34節で、トッテナムはリバプールに1-5の大敗。ボールポゼッション(38.5%対61.5%)、シュート(8対25)、パス(320本対515本)などスタッツが示すどおりの劣勢を強いられ、リーグ優勝に王手をかけていたホームチームに文字通りの惨敗を喫した。

 この一戦を右足の怪我で欠場したのが、スパーズの主将ソン・フンミンだ。ここまでプレミアで7得点・10アシストを決めているものの、例年ほどのパフォーマンスレベルにないうえ、チームの16位低迷もあって逆風にさらされている。

 1998年のワールドカップ優勝メンバーで、チェルシーOBとしても知られるフランク・ルブフ氏は『ESPN FC』でこう言及している。

「今シーズンのソンは存在感がなかった。スパーズが必要とするキャプテンではなかったんだ。腕章は巻いていても、まったく存在感がない。心配だ。32歳だが、まだピッチでリーダーシップを発揮する時間は残されていると思う」

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 また、同氏は「理由は不明だが、完全に姿を消してしまった。ポステコグルー監督の戦術か、それとも彼自身に問題があるかはわからないが、例年に比べてここまで低下するなんて…驚いているよ」と率直な印象を述べている。
 
 早ければ、現地5月1日に行なわれるヨーロッパリーグ準決勝の第1レグ、ボデ/グリムト戦での復帰が見込まれるソン・フンミン。チームを悲願のタイトルに導くような活躍を見せ、ルブフ氏の「心配」を「安心」に変えることはできるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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