現地時間４月27日に開催されたFAカップ準決勝で、マンチェスター・シティはノッティンガム・フォレストと聖地ウェンブリーで対戦。２分にリコ・ルイス、51分にヨシュコ・グバルディオルが得点し、２－０で快勝した。５月17日に行なわれる決勝では、鎌田大地を擁するクリスタル・パレスと相まみえる。

　ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるシティは、プレミアリーグでは現在４位。すでに５連覇の可能性は絶たれていたなか、首位を独走していたリバプールの優勝が27日に決まった。

　また、ペップのチームはチャンピオンズリーグでも、決勝トーナメント進出を懸けたプレーオフでレアル・マドリーに敗れ、早々に敗退。それだけに、たとえFAカップを制し、その先のクラブ・ワールドカップでも結果を残したとしても、非常に厳しいシーズンだったと言わざるを得ない。
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　米スポーツチャンネル『ESPN』によれば、グアルディオラ監督は報道陣から「トップ５に入って来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、FAカップでタイトルを手にすることが、今シーズンの成功に繋がるか？」と問われ、「Nooooooo!」と断言。自身の考えをこう示した。

「今シーズンは良くない。リバプールと10億ポイントもの差がある。良くないよ。チャンピオンズリーグを見てみろ。私たちが勝ったのは１試合？２試合？」 

　54歳の名将はまた、アルネ・スロット体制１年目でプレミアリーグ制覇を果たしたリバプールを祝福。「素晴らしいチームだ。来季は最後まで競えるようにしたい。今シーズンはできなかったことだ。リバプール、おめでとう」と伝えた。

　残り４試合の現時点でシティとリバプールの勝点差は21。グアルディオラ監督からしてみれば、10億に感じるこの差をなくし、覇権を奪回できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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