川崎フロンターレは現地４月27日、サウジアラビアで開催されているACLエリートの準々決勝で、カタールのアル・サッドと対戦した。

　川崎は開始４分、先制に成功。家長昭博のクロスからエリソンが右足ダイレクトシュートでネットを揺らす。

　だが、その５分後に追いつかれる。右サイドを崩されると、ニアを狙ったパウロ・オタヴィオの強烈なシュートをGK山口瑠伊が止められなかった。

　同点とされた川崎だが、21分に突き放す。山本悠樹の縦パスに走り出したマルシーニョが、前に出てきた相手GKより一瞬早くシュートし、ゴールに流し込んだ。
【動画】焦らずきっちり繋いだ。勝ち越しゴールは脇坂泰斗！

　１点リードで迎えた後半、攻勢を強める相手に対し、守勢に回る時間が長くなる。そして71分に失点。クラウジーニョに強烈なシュートを叩き込まれた。

　試合は２－２のタイスコアで延長戦に。98分、川崎がこの試合で三度目のリードを奪う。敵陣右サイドの深い位置で相手のパスミスを逃さなかった瀬川祐輔が山田新へつなぎ、山田のラストパスから脇坂泰斗が確実に決めた。

　延長後半もしっかりとゲームをコントロールした川崎が、３－２で試合を終わらせる。クラブ史上初のアジア４強入りを果たし、準決勝では横浜F・マリノスをくだしたアル・ナスルと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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