次節は鹿島戦。「むしろ自分の長所を出せる相手なのかな」
ルヴァン杯では2得点。次はJ1初ゴールを切望する駒沢。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
むしろ危機感のほうが強いかもしれない。
横浜FCの大卒ルーキー駒沢直哉は、3月15日に行なわれたJ1第6節のセレッソ大阪戦(2-0)でスタメンに抜擢され、Jデビューを果たす。その5日後、ルヴァンカップ1stラウンド1回戦のFC岐阜戦(2-0)でも先発すると、37分にプロ初ゴールとなる貴重な追加点を挙げ、期待に応えてみせた。
ルヴァン杯では2回戦のギラヴァンツ北九州戦(2-1)でも得点して2戦連発。一方でJ1では、7節・名古屋グランパス戦でもスタメンに名を連ね、以降はベンチスタートも途中出場を続けている。
着実に実戦を積み重ねているが、本人は「全然満足できていないっていうのが正直な感想」だという。
「出場時間をもらえているなかで、途中出場にしてもけっこう早い時間に出させてもらっているなかで、やっぱりもっとできることがあるんじゃないかなって」
ある意味、"試運転"はもう終わり。「はじめの方は、まだ粗削りな部分も許されたところもあるかもしれないですけど、これだけ試合を重ねていくなかで、もうそういった"ルーキーだから"みたいなところは通用しなくなる」と考えている。
「アタッカーだったら、結果を出す、数字として残していかないと、この先、難しいのかなと感じています。少しずつ求められているものも多くなるなかで、できること、できないことを自分で整理しながら、やっているんですけど、もう一回り、二回り、レベルアップしていかないと、チームの勝利に貢献することができない」
今は流れを変えるジョーカー的な役割がメインになっている。先発とは違う難しさを少なからず感じている。
「試合状況によっては、守備の時間が増えたり、ボールが落ち着かない時もある。前に行けている時間帯だったら自分の長所を出しやすいんですけど、途中出場っていうのは、もう一回、エンジンをかけるとか、試合の流れを変える力が必要。そこに関しては全然...チームが良い流れだったら、そのままうまく入れている時があるんですけど、ビハインドの状況だったり、何かを変えないといけないところで、自分はまだ変える力がないのかなっていうのは思います」
【動画】期待のルーキー駒沢直哉、ルヴァン杯でプロ初ゴール&2戦連発弾!
横浜FCの大卒ルーキー駒沢直哉は、3月15日に行なわれたJ1第6節のセレッソ大阪戦(2-0)でスタメンに抜擢され、Jデビューを果たす。その5日後、ルヴァンカップ1stラウンド1回戦のFC岐阜戦(2-0)でも先発すると、37分にプロ初ゴールとなる貴重な追加点を挙げ、期待に応えてみせた。
ルヴァン杯では2回戦のギラヴァンツ北九州戦(2-1)でも得点して2戦連発。一方でJ1では、7節・名古屋グランパス戦でもスタメンに名を連ね、以降はベンチスタートも途中出場を続けている。
着実に実戦を積み重ねているが、本人は「全然満足できていないっていうのが正直な感想」だという。
「出場時間をもらえているなかで、途中出場にしてもけっこう早い時間に出させてもらっているなかで、やっぱりもっとできることがあるんじゃないかなって」
ある意味、"試運転"はもう終わり。「はじめの方は、まだ粗削りな部分も許されたところもあるかもしれないですけど、これだけ試合を重ねていくなかで、もうそういった"ルーキーだから"みたいなところは通用しなくなる」と考えている。
「アタッカーだったら、結果を出す、数字として残していかないと、この先、難しいのかなと感じています。少しずつ求められているものも多くなるなかで、できること、できないことを自分で整理しながら、やっているんですけど、もう一回り、二回り、レベルアップしていかないと、チームの勝利に貢献することができない」
今は流れを変えるジョーカー的な役割がメインになっている。先発とは違う難しさを少なからず感じている。
「試合状況によっては、守備の時間が増えたり、ボールが落ち着かない時もある。前に行けている時間帯だったら自分の長所を出しやすいんですけど、途中出場っていうのは、もう一回、エンジンをかけるとか、試合の流れを変える力が必要。そこに関しては全然...チームが良い流れだったら、そのままうまく入れている時があるんですけど、ビハインドの状況だったり、何かを変えないといけないところで、自分はまだ変える力がないのかなっていうのは思います」
【動画】期待のルーキー駒沢直哉、ルヴァン杯でプロ初ゴール&2戦連発弾!
それでも、起用されているのは期待されているからこそ。駒沢も「誰しもが出られる場所じゃないですし、そういった責任だったり、このエンブレムを背負って戦うことへの誇りみたいなものは感じています」と話し、こう続ける。
「だからこそ、そこでもっとやっていかないと。こうやって(試合に)絡むことはできているのかもしれないですけど、自分が目ざしているところはもっと上ですし、日々の練習からチームメイトともっとコミュニケーションを取って、もっと成長していきたい。
でも、反省することばかりですけど、それは自分にとってプラスのことだと思っていますし、良い意味で飢えている状態なので。前向きにやっていきたい」
伸ばしていきたい部分を訊けば、「自分の武器はシュートだったり、ゴール前のクオリティのところ」と応じる。とにかく貪欲に結果にこだわる。
「そこで自分の価値を示していかないと。そうやって数字で評価されてきたような選手なので。自分の強みは数字を残せること。数字を残すためには何が必要かを考えながら、日々やっていきたい」
横浜FCは次節、4月29日に鹿島アントラーズと相まみえる。「個の質が高くて、チームとしてハードワークだったり、対人みたいなところはすごく強い」と敵の印象を語る駒沢は、「だからこそ、自分の前の強みを活かすことができれば、むしろ自分の長所を出せる相手なのかな」とイメージする。
何よりもゴールを渇望する22歳に待望の一発が生まれるか。そしてチームを4試合ぶりの勝利に導けるか。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
「だからこそ、そこでもっとやっていかないと。こうやって(試合に)絡むことはできているのかもしれないですけど、自分が目ざしているところはもっと上ですし、日々の練習からチームメイトともっとコミュニケーションを取って、もっと成長していきたい。
でも、反省することばかりですけど、それは自分にとってプラスのことだと思っていますし、良い意味で飢えている状態なので。前向きにやっていきたい」
伸ばしていきたい部分を訊けば、「自分の武器はシュートだったり、ゴール前のクオリティのところ」と応じる。とにかく貪欲に結果にこだわる。
「そこで自分の価値を示していかないと。そうやって数字で評価されてきたような選手なので。自分の強みは数字を残せること。数字を残すためには何が必要かを考えながら、日々やっていきたい」
横浜FCは次節、4月29日に鹿島アントラーズと相まみえる。「個の質が高くて、チームとしてハードワークだったり、対人みたいなところはすごく強い」と敵の印象を語る駒沢は、「だからこそ、自分の前の強みを活かすことができれば、むしろ自分の長所を出せる相手なのかな」とイメージする。
何よりもゴールを渇望する22歳に待望の一発が生まれるか。そしてチームを4試合ぶりの勝利に導けるか。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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