ほぼノーインパクトのまま交代
マジョルカ戦では徹底マークに苦しんだ久保。(C)Getty Images
得点力がないので、先に点を許すと、一気に厳しい状況に追い込まれる。不用意なミスから失点する。ラ・リーガ第31節のマジョルカ戦は、レアル・ソシエダにとって今シーズンの悪いところばかりが出た一戦となった。
試合前の雰囲気は良好だった。惜しくも敗退したとはいえ、強豪相手に大善戦を見せたレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝第2レグ後の最初のホームゲームで、前節の敵地でのラス・パルマス戦の勝利(3-1)も追い風となっていた。
しかしマジョルカ、そしてハゴバ・アラサテ監督は、対ソシエダの戦い方を心得ていた。5バック(5-3-2)を採用したのは、タケ・クボ(久保建英)とアンデル・バレネチェアの両ウイング封じに他ならない。サイドから突破口を切り開く役割を担う2人を止めれば、ソシエダの攻撃の威力が大幅に減少ことはライバルチームの間でもう完全に知れ渡っている。
アラサテ監督がオサスナを率いていた昨シーズンも、同じシステムを駆使され、レアル・アレーナで敗北(第24節、0-1)を喫している
もちろんイマノル・アルグアシル監督もただ手をこまねいていたわけではなかった。サイドチェンジを多用することで相手守備陣に揺さぶりをかけたが、20分、それが裏目に出てしまった。
左サイドのハーフウェーライン付近でパスを受けたアンデル・バレネチェアは、フリーのホン・アランブル目がけて大きく右方向にサイドチェンジを狙った。しかし精度を欠き、セルジ・ダルデルがカット。守備態勢が整わないままスルーパスを通され、サイル・ラリンがゴールネットを揺らした。今シーズン、先制点を喫した試合で未勝利のソシエダにとってこの1点は重くのしかかった。
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試合前の雰囲気は良好だった。惜しくも敗退したとはいえ、強豪相手に大善戦を見せたレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝第2レグ後の最初のホームゲームで、前節の敵地でのラス・パルマス戦の勝利(3-1)も追い風となっていた。
しかしマジョルカ、そしてハゴバ・アラサテ監督は、対ソシエダの戦い方を心得ていた。5バック(5-3-2)を採用したのは、タケ・クボ(久保建英)とアンデル・バレネチェアの両ウイング封じに他ならない。サイドから突破口を切り開く役割を担う2人を止めれば、ソシエダの攻撃の威力が大幅に減少ことはライバルチームの間でもう完全に知れ渡っている。
アラサテ監督がオサスナを率いていた昨シーズンも、同じシステムを駆使され、レアル・アレーナで敗北(第24節、0-1)を喫している
もちろんイマノル・アルグアシル監督もただ手をこまねいていたわけではなかった。サイドチェンジを多用することで相手守備陣に揺さぶりをかけたが、20分、それが裏目に出てしまった。
左サイドのハーフウェーライン付近でパスを受けたアンデル・バレネチェアは、フリーのホン・アランブル目がけて大きく右方向にサイドチェンジを狙った。しかし精度を欠き、セルジ・ダルデルがカット。守備態勢が整わないままスルーパスを通され、サイル・ラリンがゴールネットを揺らした。今シーズン、先制点を喫した試合で未勝利のソシエダにとってこの1点は重くのしかかった。
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もちろん反撃に打って出ようとはした。しかし頼みのタケは、ボールを持つたびに、対峙する形となった相手の左WBホアン・モヒカを、その周辺のホセ・マヌエル・コペテやダルデルが協力して囲い込むいつもの徹底マークに遭い、26分、ミドルレンジから放ったシュートもクロスバーの上に外れた。
そんななか、可能性を感じさせたのが先発から外れたセルヒオ・ゴメスに代わってキッカーを務めたセットプレーで、30分、精度の高いクロスボールを上げると、ゴール前でホン・マルティンが頭で合わせたが、シュートは枠を大きく外れた。
おまけに後半開始早々の47分、ドリブルでペナルティエリア内に侵入したダルデルのシュートが、アレックス・レミロの"協力"も得てゴールを破られ、またしても出鼻をくじかれた。その後も反撃ムードが高まらず、タケはほぼノーインパクトのまま、72分に交代を告げられ、ベンチに下がった。
タケが低調で、バレネチェアは自滅。両ウイングが機能しなければ、今のソシエダは攻め手が見つからない。上昇気流に乗りたかった中で、痛い黒星を喫し、欧州カップ戦出場権争いから再び後退を余儀なくされた。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
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そんななか、可能性を感じさせたのが先発から外れたセルヒオ・ゴメスに代わってキッカーを務めたセットプレーで、30分、精度の高いクロスボールを上げると、ゴール前でホン・マルティンが頭で合わせたが、シュートは枠を大きく外れた。
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