【J1展望】|鳥栖×FC東京|堅守が売りの鳥栖がFC東京の怪物2トップを迎え撃つ

2016年07月01日 サッカーダイジェスト編集部

鳥栖――今後の戦い方を明確にする一戦になる。イタリア人指揮官の采配に注目。

故障者/鳥栖=なし FC東京=石川
出場停止/鳥栖=なし FC東京=なし

J1リーグ・2ndステージ1節
サガン鳥栖 – FC東京
7月2日(土)/19:00/ベストアメニティスタジアム
 
サガン鳥栖
1stステージ成績: 15位 勝点17 4勝5分8敗 10得点・15失点
 
【最新チーム事情】
●フィッカデンティ監督は"継続"を宣言。
●鹿島からCBの青木を獲得。ただ、いまだに守備面のみの補強に留まっている。
●菊地が札幌へ期限付き移籍。
 
【担当記者の視点】
「1stステージと2ndステージの間に休みはない。やろうとしているサッカーを続けるだけ」と、フィッカデンティ監督は第2ステージに向けた戦い方を語った。
 
 第1ステージは、川崎と並びリーグで2番目に少ない15失点と守備面は評価できるだろう。ただ失点の少なさに対して、リーグ最少得点の攻撃は改善が必要だ。指揮官も「良いサッカーを見せているだけに、あとは得点だけ」と課題を挙げる。しかし、今節までにクラブが手を打ったのは、CBの青木(元・鹿島)の補強のみ。守備の落ち着きが攻撃のリズムにつながるのは確かではあるが、得点力不足の直接的な解決には至らない。
 
 今節は、FC東京の強力な2トップと両ワイドを抑え、カウンターでの少ないチャンスを活かせるかが鍵となる。そのためには固定化された攻撃陣を変動させたり、システムを変更するなど、手を打つ必要もありそうだが……。第2ステージ初戦は、今後の戦い方を明確にする一戦になる。イタリア人指揮官の采配に注目だ。

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