現地４月16日に行なわれたチャンピオンズリーグの準々決勝第２レグで、アーセナルは昨季王者のレアル・マドリーと敵地サンティアゴ・ベルナベウで対戦。ホームでの第１レグで３－０と快勝した勢いそのままに２－１と勝利を飾り、２戦合計５－１で16シーズンぶりのベスト４進出を決めた。

　第１レグに続き、この試合で躍動したのがイングランド代表のマイルズ・ルイス＝スケリーだ。

　左SBとして先発した18歳の新星は、攻守で圧巻のプレーを披露。４回のクリアと２回のインターセプトを記録し、地上デュエルで10回中８回勝利するなど対人の強さを発揮した。

　攻撃面でも２回のドリブル成功に加え、積極的な持ち上がりから５回の被ファウルで、押し込まれている状況でもチームに時間をもたらすなど、出色のパフォーマンスだった。

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　この活躍ぶりを称賛したのが、元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンドだ。

　マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBは英メディア『TNT Sports』で、「申し訳ないけど、ルイス＝スケリーは本当に18歳なの？パスポートで彼の生年月日を確認しないといけないね」と冗談を交えながら称賛した。

　「彼はポゼッションしているときもしていないときも冷静だ。試合前に彼は電話をしていて、リラックスしながら過ごしていた。彼は特別なんだ」とメンタリティーについてもコメントしている。

　試合後、ルイス＝スケリーは同メディアのインタビューで「テレビで見るベルナベウと実際に見るベルナベウは全然違うし、ファンは僕たちに楽をさせなかった。それでも僕たちが団結して支えあえば大丈夫だ」とアウェーでの試合を振り返った。

　４強入りを果たしたアーセナルは、４月30日から始まる準決勝でパリ・サンジェルマンと対決する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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