浦和からのオファーが報じられた細貝萌。「まだ帰れない、という思いがある」と複雑な心境を吐露

2016年07月01日 伊藤寿学

一端渡欧し、ヘルタ・ベルリンなどのクラブと話し合いを持つ。

昨シーズンにブルサスポルでプレーした細貝。ドイツメディアで古巣の浦和からオファーがあると報じられている。写真:伊藤寿学

 昨季トルコ1部・ブルサスポルでプレーした元日本代表・細貝萌が、来季の去就について現況を語った。

 昨季、開幕直後に独ヘルタ・ベルリンからブルサスポルに期限付き移籍した細貝は、ドイツメディアで古巣の浦和からオファーがあると報じられている。
 
 細貝は、ヘルタ・ベルリンとの契約を17年まで残しているが、ブルサスポルも買い取りのオプション行使の意向を示している。細貝は関係者によると「現時点で、どこでプレーするかは決まっていない」という。
 
 欧州6年目(7シーズン目)となる細貝は「自分自身もどうなるのか分からないなかで、国やリーグは関係なく、人間としてより成長できる場所でプレーしたいと思っています」とした上で「来季は海外で7シーズン目となりますが、自分としては強い意志を持って海外へ出たので『まだ帰れない』という思いがあります。その一方で、国内で評価してくれるクラブがあるというのは嬉しいことです」と複雑な心境を吐露した。
 
 細貝は7月1日に一端渡欧。ヘルタ・ベルリンなどのクラブと話し合いを持つという、今年30歳となった細貝がどんな選択をするか注目だ。

取材・文:伊藤寿学(スポーツライター)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事