「愚かなFKを与え、シティに救いの手を差し伸べた」2-0→2-5の“きっかけ”作った鎌田大地を地元紙が厳しく追及。パレス指揮官は…

2025年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これで勢いが変わってしまった」

2試合連続でフル出場した鎌田。(C)Getty Images

 4月12日に開催されたプレミアリーグ第32節で、鎌田大地を擁する11位のクリスタル・パレスが、6位のマンチェスター・シティと敵地で対戦。幸先良く2点を先行するも、その後に失点を重ね、2-5で手痛い逆転負けを喫した。

 ターニングポイントとして挙げられる場面が2つある。1つは2-0で迎えた28分だ。

 鋭いカウンターを発動すると、先制点を挙げていたエベレチ・エゼが再びネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められず。この判定はパレスに落胆、シティに希望をもたらし、精神状態に大きく影響したことは間違いない。

 そしてもう1つは、31分に鎌田が犯したファウルだ。

 2戦連続で先発した日本代表MFは、アフター気味で、イエローカードが出るスライディングタックルでニコ・ゴンザレスを倒し、自陣ゴール前の危険な位置でFKを献上。するとケビン・デ・ブライネに、反撃の狼煙を上げる絶妙な一発を叩き込まれてしまったのだ。

 今季限りでシティを退団するレジェンドのゴラッソで、エティハドの雰囲気は一変。サポーターの熱を背に、ここからホームチームの猛攻が始まった。
【動画】鎌田のファウルで得たFKから…役者デ・ブライネが絶妙FK弾
 パレスの地元紙『News Shopper』は、反撃のきっかけを作ってしまった鎌田を厳しく追及。「31分にパレスがホームチームに救いの手を差し伸べた。ダイチ・カマダがニコ・ゴンザレスにレイトタックルをし、ペナルティエリアのすぐ外で愚かなフリーキックを与えてしまったのだ」と綴った。

 また、同クラブを率いるオリバー・グラスナー監督は逆転負けを嘆き、こう語った。

「2点のリードを奪っていただけに残念だ。私たちは素晴らしいスタートを切った。ただ、3-0となるゴールが認められず、ビッグチャンスを逃し、そして失点してしまった。これで勢いが変わってしまった。今日のディフェンスは十分ではなかった。ミスが多すぎた。シティのようなチームと対戦し、多くのチャンスを与えてしまうと、彼らは逃しやしない」

 次は中3日でのニューカッスル戦だ。不用意なファウル、ミスを極力減らし、リーグカップを制した現在7位の難敵を倒せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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