４月12日に開催されたプレミアリーグ第32節で、鎌田大地を擁する11位のクリスタル・パレスは、６位のマンチェスター・シティと敵地で対戦。前節でリーグ戦６試合ぶりに先発し、躍動した鎌田が２戦連続でスタメン入りした。

　開始８分、直近の公式戦７試合で６勝と好調のパレスがいきなり先制に成功。サールのグラウンダーのクロスにファーで反応したエゼが、右足で冷静に流し込んだ。

　13分には、先日にシティ退団を発表したデ・ブライネの絶妙なラスパスで、マルムシュに抜け出されるも、守護神ヘンダーソンの好守で凌ぐ。

　大ピンチを乗り切ると、21分にCKからリチャーズがヘッドで押し込み、リードを２点に広げる。

　26分にはタイミング良くペナルティエリア右に走り込んだ鎌田が、グラウンダーのクロス。しかし、ダイレクトで合わせたサールは枠を切れず。その２分後にはカウンターからエゼがネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。

　パレスのペースで進むなか、31分に鎌田がアフター気味で、イエローカードが出るスライディングタックルでニコ・ゴンザレスを倒し、自陣ゴール前でFKを献上。これをデ・ブライネに絶妙なシュートで直接叩き込まれ、１点を返される。

　役者の一発でスタジアムの雰囲気も変わり、ホームチームを勢いづかせてしまうと、36分にマルムシュにねじ込まれ、あっという間に同点に追いつかれる。
【動画】やはり別格…今季限りでマンC退団デ・ブライネの絶妙FK弾

　一度火が付いた４連覇中の王者の猛攻は止められない。２－２で折り返して迎えた47分に、デ・ブライネの落としを受けたコバチッチに被弾。ついに逆転されてしまう。

　さらに56分、相手GKエデルソンのアシストでマカティーに決められ、２点リードから一転、気付けば２点ビハインドとなる。

　その後、アウェーゲームは思うように反撃できずにいる一方、79分にオライリーにもう１点を加えられ、結局２－５でタイムアップの笛が吹かれた。

　パレスは２点を先行し、夢のようなスタートを切ったものの、デ・ブライネのFK弾を皮切りに、悪夢のような大量失点。公式戦８試合ぶりに黒星を喫した。

　なお、５枚の交代カードを使い切ったなか、鎌田は２試合連続でフル出場した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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