「本当に強い広島に…」耐えて勝った岡山、指揮官が“中国ダービー”勝利に自信! 守り切った選手たちを称える「執念をしっかり持ってやってくれた」

2025年04月12日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「また次に向けて盛り上がりを作れる」

木山監督が指揮する岡山が、中国ダービーを制した。写真:滝川敏之

 耐えて勝った。勝ち方としては物足りなさもあるかもしれない。それでもJ1初挑戦ながらビッグマッチで勝ち切れた事実に自信を持つべきだろう。

 ファジアーノ岡山は4月12日、J1第10節でサンフレッチェ広島と敵地で対戦し、佐藤龍之介が決めた1点を最後まで守り抜き、1-0で勝利。中国地方の2クラブが初めて相まみえたダービーマッチを制した。

 お互いにチャンスを決め切れない時間が続いたなかで、58分に途中出場の佐藤がネットを揺らし、ついに先制。その後は広島の猛攻を受けたが、全員で身体を張って守ると、GKスベンド・ブローダーセンのファインセーブなどもあり、最後まで無失点に抑えた。

 試合後、木山隆之監督が称えたのは選手たちの姿勢だった。
【動画】"日本の未来"ファジアーノ佐藤龍之介の先制弾!
「本当に強い広島さんに対して、アウェーゲームでいかにして戦っていくかということを今週、みんなで確認できて、しっかり選手たちがプレーで体現してくれたのもそうだし、それ以上のファイティングスピリッツを持って、90分、勝利への執念をしっかり持ってやってくれた。それが一番大きいかなと思います。

 後半は少し、自分たちが先にリードして押し込まれる展開に最後はなりましたけど、しっかり全員でハードワークして、守り切ったのが良かった」

 今季、アウェーで初勝利。指揮官は「これまでトップカテゴリーで活躍されている広島さんとこうやって試合をすることはなかった。今日我々がひとつ勝てたことで、また次に向けて盛り上がりを作れる。そういう意味でも勝てて良かった」と胸を張る。この勝利で勢いに乗り、ひとつでも上の順位に駆け上がりたいところだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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