サンフレッチェ広島は4月12日、J１第10節でファジアーノ岡山とホームで対戦。中国ダービーに０－１で敗れ、３試合ぶりの敗戦となった。

　チャンスは作れていた。しかし、度々あった決定機を決め切れず。最終ラインからのロングボールもなかなか前線に収まらないまま、逆にセカンドボールを拾われてピンチを迎えるシーンも。

　１点差での敗戦という結果以上に課題を多く残すゲームとなった印象で、特に攻撃陣の迫力のなさ、決定力は早急に改善が必要なポイントだろう。

　では選手たちはどう感じたのだろうか。ジャーメイン良は３バックへの対策が必要だと強調した。
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「３バックでちょっとブロック作ってくる相手。自分たちが苦戦してる相手は全部同じ形なので、そこはしっかり自分たちで改善しないといけないし、攻撃のところ、ボールの動かし方、人の動きを含めて、もう少し改善しないといけない」

　また、塩谷司は決定力を指摘。「もちろん岡山さんが素晴らしかったのもありますけど」としつつ、「（足りないのは）アイデアや最後の質。チャンスは作れてはいたわけなので、回数は少なかったかもしれないですけど、やっぱりそこは決め切ることがすごく大事だと思います」と語った。

　今回、露呈した課題を改善し、首位浮上に向けてここから勝点３を積み上げていきたいところ。広島の次節は20日に行なわれ、敵地で名古屋グランパスと相まみえる。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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