岡山が初開催“中国ダービー”で歴史的勝利! 佐藤龍之介のゴールで広島を1-0撃破!

2025年04月12日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

チケット完売の注目の一戦

先制ゴールを挙げた佐藤。岡山が初の中国ダービーで広島を下した。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグは4月12日、J1第10節のサンフレッチェ広島対ファジアーノ岡山をエディオンピースウイング広島で開催した。

 両チームの公式戦での対戦は初めて。初実現となった中国ダービーはチケット完売で、試合前から両軍のサポーターがチャント合戦を繰り広げ、スタジアムは熱気を帯びた。

 大型ビジョンに「KICK OFF」の文字が映され、試合開始のホイッスルが鳴り、大歓声に包まれながら始まった注目の一戦で、最初にチャンスを得たのは広島だった。

 開始3分、右CKからファーサイドで荒木隼人が合わせたヘディングシュートは惜しくも枠の左に外れる。選手の距離感が良く、テンポ良く繋ぐ。

 一方で岡山は、再三にわたり浮き球のボールをゴール前に供給。シンプルな攻撃に出たが、広島の3CBにはね返される。17分、田部井涼の強烈なミドルもゴール上に外れた。
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 お互いにチャンスを活かせず、1点が遠い時間が続く。それでも後半に入ると、岡山が一瞬の隙を突いて先制ゴールを奪う。

 58分、最終ラインからのロングボールに抜け出したルカオが、相手を背負いながらも力強いドリブルでペナルティエリア右に持ち込む。最後はゴール前で、相手DFのチェックを受けてこぼれたボールに走り込んだ途中出場の佐藤龍之介が押し込んでネットを揺らした。

 その後は反撃したい広島が攻勢に出る。69分には左サイドを突破した中村草太の折り返しに、ジャーメイン良がフリーで合わせたシュートは、GKスベンド・ブローダーセンのスーパーセーブに遭い、得点とはならない。

 このまま最後までスコアボードは動かず、リードを守り切った岡山が初開催の中国ダービーを制し、Jリーグ史に名を刻んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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