ついに実現する"中国ダービー"に現地ファンの喜びもひとしおだ。

　Jリーグは4月12日、J1第10節のサンフレッチェ広島対ファジアーノ岡山をエディオンピースウイング広島で開催する。

　このゲームはただの1試合ではなく、これからのJリーグ史に残る一戦だ。

　これまで中国地方におけるJ１クラブは広島のみだった。しかし昨シーズン、岡山がJ２から初昇格を果たしたため、今季は史上初めて同地域の2チームがJ１に在籍。そして、ついに対峙する日がやってきた。

　中国ダービーと銘打たれ、今回の広島のホームゲームは「安芸の陣」というサブタイトルがつけられた。
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　試合前、スタジアムの外には広島バイオレットとファジアーノレッドのユニホームを身にまとったサポーターで埋め尽くされ、大きな盛り上がりを見せていた。

　広島サポに話を訊くと「今日は敵ですが、岡山のJ１昇格は嬉しかった。やっと戦えて嬉しい」と笑顔を見せれば、岡山サポも「ついに実現した。歴史的な日だと思います」と喜びを露わにする。

　ファンも開催を待ち望んでいたダービーマッチ。現在２位と好調の広島とJ１初挑戦ながら８位と奮闘する岡山の熱戦に注目だ。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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