「本当に心強い。純粋なフットボールプレーヤー」途中出場で後半ATに同点弾! カプリーニの高いプロ意識に大宮指揮官が賛辞「しっかり紹介しておきます」

2025年04月06日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

本人は「途中から入るのはつきもの。準備していくことは普通」

試合終了間際に同点ゴールを決めたカプリーニ。写真:福冨倖希

[J2第8節]大宮 2-2 大分/4月5日/NACK5スタジアム大宮

 RB大宮アルディージャは、4月5日に行なわれたJ2第8節で大分トリニータとホームで対戦。2-2で引き分けた。

 今季ここまで4戦全勝だったホームで、連勝は止まったものの、最後まで諦めずに勝点1をもぎ取った。

 20分に先制された直後の21分、豊川雄太のゴールで追いついた大宮は、53分にCKの流れから勝ち越し弾を献上。その後は攻勢に転じたものの、なかなかゴールを奪えない。そんななか、終了間際に同点弾を決めたのが、63分に投入されたカプリーニだった。

 90+4分、泉柊椰のクロスに反応すると、左足のシュートでネットを揺らす。短い出場時間のなかで、大きな仕事をやり遂げた。

 カプリーニは昨季、横浜FCで背番号10を背負い、J2の全38試合に出場して7得点。チームのJ1昇格の立役者のひとりとなった。大宮に加入した今季は、ポジションは確保できていないものの、印象的なプレーを披露している。

 リーグ戦では、大分戦を含めて全て途中から7試合に出場。合計117分のプレータイムで2得点をマークしている。さらにゴール以外でも、果敢な仕掛けや献身的な守備でチームに貢献している。
【動画】劇的な展開でドロー決着! 大宮FW豊川雄太&カプリ―二の得点
 そんな27歳のブラジル人アタッカーを、長澤徹監督は大分戦後の会見でこう称えた。

「『僕は10分でも、5分でもやります』みたいな、本当のプロフェッショナル。飄々と『与えられたら、僕はしっかりやります』と(プレーすると)いう意味では、本当に心強い。本当に純粋なフットボールプレーヤー。 僕もしっかりとリスペクトしていますし、彼もチームをリスペクトしている。この場を借りて、しっかり紹介しておきます」

 先発でコンスタントに出られないと、当然、コンディション調整は簡単でない。カプリーニ本人に準備の難しさを尋ねると、こう答えた。

「サッカーは、どうしてもスタートから出たり、途中から入るのは、つきものです。そこに対して準備していくことは、普通だと思っています。『試合に入ったら、こういったプレーをしてチームを助けるんだ』と考えながら、与えられた時間で最大限、チームの助けになれるように、一週間練習して、仲間同士で助け合ってプレーしようと取り組んでいます。自分たちは、本当に素晴らしいグループだと思います」

 また、劇的な同点ゴールについては、「トオヤの素晴らしいプレーからでした。チームとして同点から逆転を狙いたかったので、まずは同点弾を決めることができたのは良かった」と語った。

 途中出場が続くなかで、しっかりとコンディションを維持し、チームを救ったカプリーニ。間違いなく、J2復帰初年度で2位と奮闘する大宮の大きな力になっている。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

【記事】「健勇うらやま」大宮の3選手とF1超強豪チームの共演に「角田くんのアルディージャユニだ」「最高すぎる」の声

【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

【画像】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る"女神"アン・ジヒョンの魅惑ショットを一挙チェック!
 

次ページ【動画】劇的な展開でドロー決着! 大宮FW豊川雄太&カプリ―二の得点

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事