フルアム戦でこの日一番の大歓声が上がる! アーセナルのサカが約3か月ぶりの戦列復帰、ファン待望の瞬間が訪れた【現地発】

2025年04月03日 スティーブ・マッケンジー

途中出場から7分後に復帰弾を決める

フルアム戦でヘディングシュートを叩き込んだサカ。(C)SOCCER DIGEST

 4月1日、私はノースロンドンのエミレーツスタジアムでプレミアリーグ第30節・アーセナル対フルアムのゲームを取材した。

 アーセナルは、ここまでのフルアムとのホームゲームで31戦無敗を誇っている。イングランドフットボール界のトップリーグで、このような戦績が続くのは驚きだ。

 そして、この試合のもう一つのトピックは、アーセナルのFWブカヨ・サカの復帰だった。ハムストリングの負傷で約3か月間離脱していたアーセナルのエースのカムバックをファンは切望していた。ここ数か月、チームが今一つ波に乗りきれなかった原因として、彼の不在が大きく影響していると感じていたからだ。

 フルアム戦ではベンチスタートとなったものの、試合前からファンの気持ちは高ぶっていた。サカはピッチで結果を出すという点において、彼らのリーダーなのだ。
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 前半は非常に退屈な内容で、アーセナルファンたちは不満そうに見えた。さらにガブリエル・マガリャンイスが開始16分で負傷退場したことで落胆が大きくなっていた。しかし37分にミケル・メリーノが抑え込まれていたチームを救うべく先制点を奪う。それでも前半に一番スタジアムが盛り上がったのは、サカがウォーミングアップを始めたときだった。

 そして後半に入って66分、そのイングランド人がタッチラインに立つと、先ほどよりもさらに大きな歓声が上がった。アーセナルファンにとっては、安堵感のようなものだ。

 ピッチに立ってからも、このアタッカーがボールを触るたびにどよめきが起こる。そして73分に復帰弾となるヘディングシュートを決めてみせた。結局、アーセナルは2-1で勝利を収めている。

 たとえファンの望みであっても、サカ一人にすべてを依存することはできない。しかし、彼がチームとファンが求めるものを与えられるのは確かだ。

著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。

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