古橋亨梧がレンヌに移籍してから苦戦している理由のひとつには、加入直後の監督交代もあると言われていた。だが、解任されたホルヘ・サンパオリは、日本代表FWの獲得を望んでいなかったと示唆している。

　ハビブ・ベイェ監督の下で古橋が出場機会に恵まれていないのは周知のとおりだ。デビュー戦こそスタメンに名を連ねたが、以降は長くて20分のプレータイムにとどまっている。５試合に出場して、得点もアシストも記録できていない。

　サンパオリ体制なら古橋は活用されていたかもしれない。そんな見方もあったが、セルティック専門サイト『Celts Are Here』によると、サンパオリは『RecordSport』で「クラブのオーナーはフランスにおいて非常に重要だ。正直、クラブは市場で私が期待したほどではなかった」と話している。

「スポーツディレクターが移籍市場で決めたのだが、我々に必要なこととはまったく関係なかった。我々は橋を切るほうを望んだ。冬の移籍市場で自分が選んでいないチームを代表することはできなかった。もっと簡単に話を変えるために、すでに我々とプレーしたことがある選手たちについても話したのだが、耳を傾けてもらえなかった」

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　コメントを伝えたCelts Are Hereは「定期的な日本代表招集の後押しにと、もっと高いレベルでの出場機会を求めてセルティックを去ったキョウゴは、今、移籍したことを疑問視しているかもしれない」と報じている。

「レンヌ加入直後に代表には招集されたが、出場機会や得点のなさは、本当にクラブレベルでの今後への懸念だ。状況が改善されなければ、夏に再び移籍するかもしれない」

　ここまでは移籍の難しさを体現するかたちになっている古橋。夏の決断が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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