J1で首位を快走する鹿島の際立つ効率性。期待の新助っ人は精密なシュート技術で得点ランクトップに

2025年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季王者もくだし、勝点16で単独首位

持ち前の勝負強さでタイトル奪還に邁進する鹿島。写真:永島裕基

 今季から鬼木達監督が率いる鹿島が好調だ。

 開幕の湘南戦は0-1で敗れたが、以降は着実に勝点を積み上げている。2節・東京V戦は4-0、3節・新潟戦は2-1、4節・FC東京戦は2-0、5節・柏戦は3-1と白星を重ね、4連勝を達成。6節・浦和戦は1-1でドロー決着も、直近の7節・神戸戦は1-0で競り勝った。

 連覇中の昨季王者もくだし、勝点16で単独首位。総得点13もリーグトップの数字で、際立つのはその効率性だ。

 Jリーグが公式サイトで公開している各種データによれば、3月30日時点で鹿島のシュート総数は84本で5位タイ。1試合平均のシュート数も6位タイの12本と特筆すべきものではない。それでも、枠内シュート総数の37本は断トツで、1試合平均の枠内シュート数の5.3本、シュート決定率の15.5もリーグで1位だ。
【動画】鹿島レオ・セアラが決勝弾! ロングパスを胸トラ→GKと入れ替わり無人のゴールに押し込む!
 いかに正確にシュートをゴールに飛ばすか。その点で頼りになるのが、昨季はC大阪で21ゴールを記録し、新たな得点源として迎え入れられたレオ・セアラだ。

 ここまでの全7試合で先発に名を連ね、シュート総数はリーグで4位タイの18本。そのうち枠内シュートは、9本のチアゴ・サンタナ(浦和)をおさえてトップの10本だ。

 東京V戦で2得点、柏戦ではハットトリックを達成し、神戸戦で決勝弾。6ゴールで得点ランキングの一番上に立つ点取り屋が、鹿島の攻撃を力強く牽引している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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