今季の前田大然の好調ぶりに、同僚はかつてともに奇跡を起こした男を思い出したという。

　セルティックは３月29日、スコティッシュ・プレミアシップ第31節でハーツにホームで３－０と快勝した。前半にあげた３ゴールのうち２得点は前田が記録したものだ。日本代表FWはこれで今季公式戦30得点という大台を達成した。

　リーグの得点ランクでも単独首位に浮上した前田を見て、チームメートのジェフリー・シュラップは、かつてレスターで一緒だったジェイミー・ヴァーディーを想起させると話している。

　シュラップは2015-16シーズンの「ミラクル・レスター」で、ヴァーディーや岡崎慎司らとプレミアリーグ優勝を達成した一員だ。

【動画】もう誰にも止められない！無双状態の前田大然が２ゴール

『Daily Record』によると、シュラップは「ダイゼンは常に脅威だ。僕たちは彼への裏へのパスを通そうとした。そして彼は２得点。素晴らしかった」と、前田を称賛した。

「絶好調だ。彼がどれだけハードワークしているか分かるだろう。本当にすべてを出し尽くす」

　さらに、「格がある。彼が僕らにとって多くのことを簡単にしてくれるんだ。少し困っているときに、エリアにボールを蹴り込めるんだ。彼がいってくれるからね。そういう選手がいると分かっているのは、いつだって素晴らしいことだ」と賛辞を続けている。

「ヴァーディーを思い出させる。彼らは非常に似たプレーなんだ。ヴァーディーも馬車馬のようで、普通のボールを素晴らしいものにできるんだ。ダイゼンもね。彼が続けてくれるように願っている」

　レスターで才能を開花させた遅咲きの元イングランド代表は、プレミアリーグの年間最優秀選手や得点王に輝くまで上り詰めた。前田はどこまでの高みにたどり着けるのか。セルティックとの契約延長や夏の去就が注目される27歳のこれからが楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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