向上心も存在感も高まるばかりだ。

　現地時間３月29日に開催されたスコットランドリーグ第31節で、前田大然と旗手怜央を擁する首位のセルティックは、６位のハーツとホームで対戦。３－０で快勝した。

　絶好調の前田は開始17分に絶妙なタイミングで裏に抜け出し、公式戦６試合連続ゴールを挙げると、直後の24分にヘディングシュート。これは右ポストを叩いたものの、こぼれ球に反応したジョッタがネットを揺らし、追加点の起点に。さらに41分、右サイドからのグラウンダーのクロスに合わせ、この日２点目を奪ってみせた。

　古橋亨梧がレンヌに移籍した今、新エースと呼ぶに相応しい活躍を見せている背番号38は、得点数をスコットランドリーグ単独トップの15、公式戦全体では30に伸ばした。
【動画】もう誰にも止められない！無双状態の前田大然が２ゴール

　自身に満ち溢れる前田は試合後、GKヴィルジャミ・シニサロと共にクラブ公式のインタビューに対応。笑みを浮かべながら「本当に見事な試合になった。ゴールを決めて、試合に勝利できてとても嬉しい。次の試合ではハットトリックを決めてみせるよ」と英語で伝えた。

　絶対的守護神のキャスパー・シュマイケルが負傷で離脱中のなか、今季リーグ戦初出場を果たしたシニサロは、頼もしいエースを絶賛。「本当に素晴らしい活躍だ。まるで毎試合得点しているみたいで、いつもゴールが生まれるのを期待している。彼ならこれからも続けていくだろう」と言い、マン・オブ・ザ・マッチ受賞を祝福した。

　試合に出ればゴールを決める状態にある前田。どこまで数字を伸ばすのか。ただまずは、次戦のハットトリックに期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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