「神戸の心を折った」2連覇中の王者撃破に鈴木優磨も手応え!鬼木スタイルの完成には「話にならないぐらい。まだまだ」【鹿島】

2025年03月29日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

ホーム無敗記録を27試合に更新

鈴木は、「チームの士気が上がる」とレオ・セアラのゴールを称賛した。写真:永島裕基

 鹿島アントラーズは3月29日、J1の第7節でヴィッセル神戸とホームで対戦。33分のレオ・セアラのゴールで1-0勝利し、23年10月から続くホーム無敗記録を「27」に更新した。

 今季ここまで全試合に出場している鈴木優磨は、「前節の浦和戦(1-1)で前半すごく消極的な戦いをしてしまったと全員が感じていた」とし、神戸戦については以下のように振り返った。

「神戸との試合は球際や走るところ、戦うという部分がものすごく重要になると全員が理解していたし、オニさん(鬼木達監督)も強調していた。苦しい時間帯もありましたけど、そこで(相手に)ほぼ何もさせなかったのは、神戸の心を折ったと個人的に感じています」

 鹿島は相手のシュートを3本に抑えるなど、2連覇中の王者に完勝とも言える内容を示した。
【動画】昨季王者を撃破したレオ・セアラの一撃!
 一方で、鈴木は「話にならないぐらい。まだまだ」と、鬼木監督が求めるサッカーの実現には至っていないという。

 それでも、「チームは間違いなく成長しています。ロングボールだけじゃなくて、相手陣に入った時もニアゾーンを取りにく形だったり、少しずつですけど試合で出せるようになったと感じていて。去年とはちょっと違い、アグレッシブに自分たちが主導権握るサッカーをしている。守備でも攻撃でもみんなすごく手応えを得ています」と成長を実感しているようだ。

 鹿島は次節、中3日でサンフレッチェ広島と敵地で対戦する。

 鈴木は、「これからまだまだ強豪との試合が続くので、気を引き締めていかないといけない」と意欲を燃やした。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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