試合は2-2のドロー
3バックの一角で先発した昌子。左サイドで中山や相馬を支えた。写真:滝川敏之
[J1第9節]町田 2-2 川崎/4月6日/町田GIONスタジアム
2位の町田と3位の川崎の上位対決は、激しいプレーの攻防があったなか、2-2のドローで勝点1を分け合う形となった。
町田は先制されながら前半のうちにスコアをタイに戻すと、53分には逆転に成功。しかし、川崎も負けじと73分に同点に追いついた。
昨年、同じ会場で対戦した際は川崎が4-1で勝利。町田はその悔しさを抱えていたというだけに、より球際で負けないことを意識していたようにも映った。ただ、気持ちが先走り、熱くなりすぎる場面もあった。
特に41分には競り合った川崎の河原創と町田の相馬勇紀が衝突。相馬が手で河原を押し倒し、両チームが入り乱れるシーンとなった。
相馬にはイエローカードが提示されたが、その際、キャプテンの昌子源は相馬に言葉をかけていたという。
「相馬はああ見えて、いや皆さんにはどう映っているか分からないですが、あまり熱くなるタイプではないので、少しひと悶着あり、見え方がどうとか、ファウルがどうとかいろんなことがあるけど、ああなった以上、相馬にはイエローカードが出ると思っていました。
それ以上にヒートアップして、僕が逆の立場でもう少しつついたら2枚目行くんじゃないかと、逆のチームにいた場合、そう感じそうなくらい珍しく熱くなっていたので『お前がいなくなると今、キツイ』と言葉をかけました。
相馬の言い分も分からないことはないけど、ジャッジするのはレフェリーなので」
【動画】町田・西村のゴール
2位の町田と3位の川崎の上位対決は、激しいプレーの攻防があったなか、2-2のドローで勝点1を分け合う形となった。
町田は先制されながら前半のうちにスコアをタイに戻すと、53分には逆転に成功。しかし、川崎も負けじと73分に同点に追いついた。
昨年、同じ会場で対戦した際は川崎が4-1で勝利。町田はその悔しさを抱えていたというだけに、より球際で負けないことを意識していたようにも映った。ただ、気持ちが先走り、熱くなりすぎる場面もあった。
特に41分には競り合った川崎の河原創と町田の相馬勇紀が衝突。相馬が手で河原を押し倒し、両チームが入り乱れるシーンとなった。
相馬にはイエローカードが提示されたが、その際、キャプテンの昌子源は相馬に言葉をかけていたという。
「相馬はああ見えて、いや皆さんにはどう映っているか分からないですが、あまり熱くなるタイプではないので、少しひと悶着あり、見え方がどうとか、ファウルがどうとかいろんなことがあるけど、ああなった以上、相馬にはイエローカードが出ると思っていました。
それ以上にヒートアップして、僕が逆の立場でもう少しつついたら2枚目行くんじゃないかと、逆のチームにいた場合、そう感じそうなくらい珍しく熱くなっていたので『お前がいなくなると今、キツイ』と言葉をかけました。
相馬の言い分も分からないことはないけど、ジャッジするのはレフェリーなので」
【動画】町田・西村のゴール
もっとも相当に気合いが入っていたように見えた相馬は、3-4-2-1の左シャドーとして切れ味の鋭いドリブルで左サイドから何度もチャンスを演出。53分にはクロスから西村拓真のゴールも導き出した。
昌子も「相馬の個人技もあれば、(左ウイングバックの中山)雄太とのコンビネーションもある。間違いなくうちのストロングは左。相馬は(味方が決めていたら)前半だけで2、3アシストできたんじゃないかな」と語るほど、相馬のドリブルはチームの武器になっていたのも事実。
町田はこの日のドローで、広島より消化試合がひとつ多いとはいえ、京都に敗れた鹿島を抜いて首位に浮上。
試合前には町田が公式Xを通じて、一部週刊誌で報じられた黒田剛監督の記事に関して、「一部のメディアにおいて、黒田監督に関した報道がされておりますが、極めて悪質な記事であり、大変遺憾です」「パワハラは事実無根であることをクラブ内で第三者委員会でも確認が済んでおります。本件については、Jリーグとも協議した上で、対応してまいります」と否定する一幕もあり、試合後の取材では監督、選手に対して「試合以外のご質問はお断りさせていただきます」とアナウンスされたなかでのゲームでもあった。
2、3位の直接対決はともに譲らなかったが、川崎側は接触プレーで橘田健人が、足のトラブルでジェジエウが前半のうちに交代。
川崎の長谷部茂利監督は「私の感想としてはケガ人が出て残念で、勝てなくて残念。このふたつに尽きます。ボールにプレーしたなかでケガをしたのだと思いますが、連戦を控えているなかで大きなケガにならなければいいなと考えています」と語る一幕もあった。
要所でそれぞれの選手が魅せるプレーを示し、勝利への執念を表現したが、すぐには消化し切れない様々な出来事が起こったゲームにもなった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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昌子も「相馬の個人技もあれば、(左ウイングバックの中山)雄太とのコンビネーションもある。間違いなくうちのストロングは左。相馬は(味方が決めていたら)前半だけで2、3アシストできたんじゃないかな」と語るほど、相馬のドリブルはチームの武器になっていたのも事実。
町田はこの日のドローで、広島より消化試合がひとつ多いとはいえ、京都に敗れた鹿島を抜いて首位に浮上。
試合前には町田が公式Xを通じて、一部週刊誌で報じられた黒田剛監督の記事に関して、「一部のメディアにおいて、黒田監督に関した報道がされておりますが、極めて悪質な記事であり、大変遺憾です」「パワハラは事実無根であることをクラブ内で第三者委員会でも確認が済んでおります。本件については、Jリーグとも協議した上で、対応してまいります」と否定する一幕もあり、試合後の取材では監督、選手に対して「試合以外のご質問はお断りさせていただきます」とアナウンスされたなかでのゲームでもあった。
2、3位の直接対決はともに譲らなかったが、川崎側は接触プレーで橘田健人が、足のトラブルでジェジエウが前半のうちに交代。
川崎の長谷部茂利監督は「私の感想としてはケガ人が出て残念で、勝てなくて残念。このふたつに尽きます。ボールにプレーしたなかでケガをしたのだと思いますが、連戦を控えているなかで大きなケガにならなければいいなと考えています」と語る一幕もあった。
要所でそれぞれの選手が魅せるプレーを示し、勝利への執念を表現したが、すぐには消化し切れない様々な出来事が起こったゲームにもなった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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