プランB、プランCなど、力をつけなければ
旗手(左)と鎌田(右)。両者ともシャドーとボランチで持ち味を発揮した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト編集部)
[W杯予選]日本 0-0 サウジアラビア/3月25日/埼玉スタジアム2002
北中米ワールドカップのアジア最終予選で、サウジアラビア代表と0-0で引き分けた一戦で、日本代表の森保一監督がワールドカップ本大会での戦いを見据えたチャレンジを見せた。
試合の序盤からポゼッションで上回り、相手を押し込んでいた日本だが、9分の前田大然のシュートはポストに嫌われ、27分の久保建英の強烈なミドルも枠を捉えられず。スコアレスで迎えた後半も日本のペースだったが、なかなか相手の固い守備を崩せず、1点が遠かった。
そうしたなか、森保監督は73分にボランチの遠藤航を下げ、旗手怜央をシャドーに投入すると、それまでシャドーを担っていた鎌田大地を一列落とし、田中碧とのダブルボランチに変更した。
さらにその10分後には、鎌田大地と南野拓実を交代させ、シャドーを担っていた旗手をボランチに。指揮官は鎌田と旗手の2人とも、シャドーとボランチの両方で起用したのだ。
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北中米ワールドカップのアジア最終予選で、サウジアラビア代表と0-0で引き分けた一戦で、日本代表の森保一監督がワールドカップ本大会での戦いを見据えたチャレンジを見せた。
試合の序盤からポゼッションで上回り、相手を押し込んでいた日本だが、9分の前田大然のシュートはポストに嫌われ、27分の久保建英の強烈なミドルも枠を捉えられず。スコアレスで迎えた後半も日本のペースだったが、なかなか相手の固い守備を崩せず、1点が遠かった。
そうしたなか、森保監督は73分にボランチの遠藤航を下げ、旗手怜央をシャドーに投入すると、それまでシャドーを担っていた鎌田大地を一列落とし、田中碧とのダブルボランチに変更した。
さらにその10分後には、鎌田大地と南野拓実を交代させ、シャドーを担っていた旗手をボランチに。指揮官は鎌田と旗手の2人とも、シャドーとボランチの両方で起用したのだ。
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遠藤を残して、鎌田と旗手を代える考えもあったはずで、旗手をシャドーに入れた意図について、森保監督は次のように語る。
「相手の守備をこじ開けられないなかで、怜央の機動力を使って、2列目から相手の守備網を混乱させる、チャンスを作るという狙いで起用しました」
また、旗手を終盤にボランチに移したことに関しては、「怜央はシャドーもボランチもできるので、彼だけじゃなくて大地も含めて、ポジション変更で相手にダメージを与え、チャンスを作って得点を奪えるように、新たなオプションとしてチャレンジをしました」と明かす。
試合は無得点でのドローに終わったが、シャドーで先発した鎌田は繊細なタッチと柔らかいパス、飛び出しなどで存在感を放ち、ボランチに移っても伊東純也へ絶妙なスルーパスを通し、チャンスを作った。また、旗手も豊富な運動量と正確なクロスで好機を演出。それぞれの強みを発揮し、攻撃を活性化させていたように思う。実際、指揮官も両者に対して「良さを発揮してくれた」と評価していた。
森保監督は「押し込むだけではなく、チャンスを決め切る部分で次の手を打てるように、プランB、プランCなど、今後も力をつけていかなければいけない」とも口にしていたが、ワールドカップ本大会までにどんな策を試していくのか。今後の采配に要注目である。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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「相手の守備をこじ開けられないなかで、怜央の機動力を使って、2列目から相手の守備網を混乱させる、チャンスを作るという狙いで起用しました」
また、旗手を終盤にボランチに移したことに関しては、「怜央はシャドーもボランチもできるので、彼だけじゃなくて大地も含めて、ポジション変更で相手にダメージを与え、チャンスを作って得点を奪えるように、新たなオプションとしてチャレンジをしました」と明かす。
試合は無得点でのドローに終わったが、シャドーで先発した鎌田は繊細なタッチと柔らかいパス、飛び出しなどで存在感を放ち、ボランチに移っても伊東純也へ絶妙なスルーパスを通し、チャンスを作った。また、旗手も豊富な運動量と正確なクロスで好機を演出。それぞれの強みを発揮し、攻撃を活性化させていたように思う。実際、指揮官も両者に対して「良さを発揮してくれた」と評価していた。
森保監督は「押し込むだけではなく、チャンスを決め切る部分で次の手を打てるように、プランB、プランCなど、今後も力をつけていかなければいけない」とも口にしていたが、ワールドカップ本大会までにどんな策を試していくのか。今後の采配に要注目である。
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